Owners Manual
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表 5. ストレージ構成 (続き)
プライマリ/ブート ドライブ フォーム ファクター
1 x M.2 ドライブ 2.5 インチ ドライブ(1)
2.5 インチ ドライブ(1) NA
2.5 インチ HDD(1) NA
薄型光ディスク ドライブ x 1 CAC/PIV:共通アクセス カード/個人識別の検証:CAC/PIV
メモ: RAID 0 および 1 をサポート(デュアル 2.5 インチ HDD 装着時)。Optane メモリとは併用できません(2019 年 8 月から利
用可能)。
ドライブを RAID ボリュームとして構成する場合に、最適なパフォーマンスを得るために、Dell はドライブ モデルを同一にすること
を推奨します。
RAID 0(ストライピング、パフォーマンス)ボリュームでは、データが複数のドライブに分割されるため、ドライブが同じモデルの
場合にパフォーマンスが向上するというメリットが得られます。これは、IO 操作のブロック サイズがストライプ サイズよりも大
きくなると、IO が分割されて最も速度の遅いドライブの制約を受けるためです。ブロック長がストライプ サイズよりも小さい
RAID 0 IO 処理では、IO 処理のターゲットとなるドライブによってパフォーマンスが決定するため、ばらつきが大きくなり、一貫性
のないレイテンシが発生します。このようなばらつきは、書き込み処理の場合に特に顕著となり、レイテンシーの影響を受けやす
いアプリケーションでは問題になる場合があります。このような例の 1 つが、非常に小さいブロック長で 1 秒あたり数千回のラン
ダム書き込みを行うアプリケーションです。
RAID 1(ミラーリング、データ保護)のボリュームは、データが複数のドライブ間でミラーリングされるため、ドライブが一致して
いる場合にパフォーマンスが向上するというメリットが得られます。すべての IO 処理を両方のドライブで同じように行う必要が
あるため、モデルが異なる場合はドライブ パフォーマンスのばらつきが発生し、IO 処理は最も低速のドライブと同じ速度でのみ完
了します。この場合、異なるタイプのドライブを使用した RAID 0 のように、わずかなランダム IO 処理でレイテンシーにばらつき
が出る問題は発生しませんが、パフォーマンスの高いドライブがすべての IO タイプで制限されるため、やはり大きな影響を受けま
す。ここでパフォーマンスが制約される最悪の例の 1 つは、非バッファ型 IO を使用する場合です。書き込みが RAID ボリュームの
不揮発性領域に完全にコミットされるようにするために、非バッファ型 IO はキャッシュをバイパスし(たとえば、NVMe プロトコ
ルで強制ユニット アクセス ビットを使用して)、RAID ボリュームのすべてのドライブがデータをコミットするリクエストを完了す
るまで IO 処理は完了しません。このような種類の IO 処理では、ボリュームにおけるパフォーマンスの高いドライブのメリットは
なくなります。
ドライブのベンダー、容量、クラスだけでなく、特定のモデルも一致させるように注意する必要があります。同じベンダー、同じ
容量、同じクラスのドライブでも、IO 処理の種類によっては、パフォーマンス特性が大きく異なる場合があります。したがって、
同じモデルを採用することにより、ボリューム内にパフォーマンスの低いドライブがある場合に受けるような不利益を被ることな
く、RAID ボリュームのあらゆるメリットを享受できる同質のドライブ アレイで RAID ボリュームを構成することができます。
RAID が同一でない 2 台のドライブ(例:M.2 + 2.5 インチ)で使用される場合、パフォーマンスはアレイ内の低速ドライブの速度
になります。
オーディオ
表 6. オーディオの仕様
コントローラ Realtek ALC3234
タイプ 4 チャネル HD オーディオ
スピーカー 2(指向性スピーカー)
インタフェース ● ユニバーサルオーディオジャック
● 高音質スピーカー
● ノイズ低減アレイ マイク
● ステレオヘッドセット / マイクコンボ
アンプ内蔵スピーカー 2W(RMS)/チャネル
12 システム仕様