Owners Manual
システム管理機能
デルの商用システムには、Dell Client Command Suite によるインバンド管理用にデフォルトで含まれているさまざまなシステム管理
オプションが付属しています。インバンド管理は、システムに機能しているオペレーティング システムがあり、デバイスがネット
ワークに接続されているため管理可能である状態です。Dell Client Command Suite ツールは、個別利用もできますし、SCCM、
LANDESK、KACE などのシステム管理コンソールで利用することもできます。
また、オプションとして、帯域外管理も提供しています。帯域外管理は、機能しているオペレーティング システムがシステムにな
い状態あるいはシステム電源がオフになっている状態でもシステムを管理したい場合に行います。
システム管理機能
システム管理:オンプレミスからクラウドへ
Dell Client Command Suite:https://www.dell.com/support/article/sln311273 で無料ダウンロードできる Precision ワークステーショ
ン向けのツールキットです。システム管理タスクを自動化およびスリム化し、時間、コスト、およびリソースを節約できます。次
のモジュールで構成されており、独立して使用することも、SCCM などさまざまなシステム管理コンソールを用いて使用すること
もできます。
● Dell Command | Deploy:オペレーティング システム(OS)の主要な導入方法すべてにおいてオペレーティング システムの導
入が容易になり、オペレーティング システムが消費できる状態に抽出および削減されたシステム固有のドライバーが多数提供
されます。
● Dell Command l Configure:プリオペレーティング システムまたはポストオペレーティング システムの環境で、ハードウェア
設定を構成および導入するためのグラフィカル ユーザー インターフェイス(GUI)管理ツールです。SCCM および Airwatch と
シームレスに作動し、LANDesk および KACE に自己統合できます。Command l Configure では、個人のユーザー エクスペリエン
スに合わせて 150 以上の BIOS 設定をリモートで自動化および設定できます。
● Dell Command l PowerShell Provider:Command l Configure と同じ操作を実行できますが、方法は異なります。PowerShell は、
カスタマイズされた動的な設定プロセスをお客様が作成できるようにするスクリプト言語です。
● Dell Command l Monitor:Windows Management Instrumentation(WMI)エージェントで、ハードウェアおよび正常性データの
拡張インベントリーを IT 管理者に提供します。IT 管理者は、コマンド ラインおよびスクリプト作成を使用してハードウェアを
リモートで構成することもできます。
● Dell Command | Update(エンドユーザー ツール):工場出荷時インストール済みソフトウェアで、これによって IT 管理者は
Dell Update を個別に管理し、BIOS ドライバーおよびソフトウェアに自動で表示、インストールできます。Command l Update で
は、時間がかかるアップデート インストールのプロセスが不要です。
● Dell Command l Update Catalog:検索可能なメタデータが提供され、管理コンソールで最新のシステム固有のアップデート(ド
ライバー、ファームウェア、BIOS)を取得できます。アップデートは、カタログを消費するお客様のシステム管理インフラスト
ラクチャ(SCCM など)を使用して、エンドユーザーにシームレスに提供されます。
● Dell Command | vPro Out of Band コンソール:オフラインのシステムまたはアクセス不能オペレーティング システムを持つシ
ステムに、ハードウェア管理が拡張されます(Dell 専用機能)。
● Dell Command | Integration Suite for System Center:Client Command Suite の主要コンポーネントすべてが、Microsoft System
Center Configuration Manager 2012 と Current Branch バージョンに統合されます。
USB の機能
USB(ユニバーサル シリアル バス)は 1996 年に導入されました。これにより、ホスト PC と周辺機器類(マウス、キーボード、外
付けドライバ、プリンタなど)との接続が大幅にシンプルになりました。
表 6. USB の進化
タイプ データ転送速度 カテゴリ 導入された年
USB 1.x 12 Mbps Full Speed 1996 年
USB 2.0 480 Mbps 高速 2000
USB 3.0 5 Gbps SuperSpeed 2010
USB 3.1 10 Gbps SuperSpeed+ 2010
14 テクノロジとコンポーネント