Users Guide
はじめに 7
iSCSI ストレージエリアネットワーク設定のためのベストプラクティス
表
1-1
には、異なるモデルの
iSCSI
ネットワークにターゲット上の
NIC
を設定す
ることに関する情報が記載されています。
•
イニシエータ(ホスト)に冗長パスを設定することができます。
Microsoft
マルチパス
I/O
(
MPIO
)は、バージョン
2.06
またはそれ以降のイニシ
エータでサポートされています。
• PowerVault
ストレージソリューションにおける効率的な
MPIO
接続のた
めには、ターゲットおよびイニシエータに
2
つの専用
iSCSI NIC
が必要です。
• iSCSI NIC
チーミングはサポートされていません。
•
必要に応じて、
iSCSI
専用
NIC 1
つ、または
2
つでイニシエータを設定する
ことができます。
メモ : 表 1-1 には、iSCSI ターゲット NIC 構成に関する情報が説明されてい
ます。オプションとして、最適な接続情報も提供されています。お使いの
ネットワーク要件に基づいて
iSCSI NIC を設定できます。
•2
つのポートを
iSCSI
専用のポートにすることをお勧めします。各
NIC
(マルチポート
NIC
の場合はポート)を個別のサブネットに設定します。
•
チャレンジハンドシェイク認証プロトコル(
CHAP
)によるセキュアな
iSCSI
が可能です。
CHAP
設定に関する詳細は、
33
ページの「チャレンジ
ハンドシェイク認証
プロトコルを使用したセキュアな
iSCSI
接続の設定」
を
参照してください。
表 1-1. ターゲットとしての単一の PowerVault ストレージソリューションの使用
NIC の数 詳細 参照図
4
NIC-1
および NIC-2 - パブリックネットワー
ク用のチーミングされた
NIC
NIC-3 - iSCSI
専用トラフィック
(サブネット
A)
NIC-4 - iSCSI 専用トラフィック
(サブネット
B)
図
1-1
3
メモ : iSCSI トラ
フィックの優先度が
ファイルトラフィック
より高い場合は、この
構成を使用してくだ
さい。
NIC-1 - パブリックネットワーク用の NIC
NIC-2 - iSCSI
専用トラフィック
(サブネット
A)
NIC-3 - iSCSI 専用トラフィック
(サブネット
B)
図
1-2










