Reference Guide
Table Of Contents
- Dell PowerVault MD Storage Array vCenter Plug-in for VMware vSphere インストールおよび設定ガイド
- 概要
- アプリケーションサーバーと MD vCenter Plug-In の設定
- MD ストレージアレイを ESX/ESXi 用に設定
- ESX/ESXi ホストの設定
- MD vCenter Plug-In Manager ビューを使用したストレージアレイの管理
- MD vCenter Plug-In の問題のトラブルシューティング
- 困ったときは
非同期リモートレプリケーション
aRR 機能は、プライマリストレージアレイからのソース仮想ディスクを、リモートストレージアレイ上のタ
ーゲット仮想ディスクに複製することを可能にすることから、
RR 機能に似ています。ただし、aRR は、スト
レージアレイ間における iSCSI とファイバーチャネル接続の両方をサポートし、ポイントインタイムレプリ
ケーション戦略を活用します。
aRR では、リモートストレージアレイにおける整合性のあるデータセットの
作成の同期化プロセスを管理することができます。
非同期レプリケーショングループ(ARG)には、1 つのエンティティとして管理できる複数の複製されたペ
アを含むことができます。複製されたペアは、プライマリ仮想ディスクとセカンダリ仮想ディスクで構成さ
れます。両方の仮想ディスクには同じデータの同一コピーが含まれています。書き込み操作はまずプライマ
リ仮想ディスクに実行され、次に ARG 同期化設定に基づいてセカンダリ仮想ディスクに複製されます。
ARG は、グループ内のすべての複製されたペアのための同期化設定を定義します。ARG 内にある複製された
ペアは、それぞれ同じ同期化設定、プライマリとセカンダリ役割、および書き込みモードを共有します。す
べての複製されたペアの同期化を、ARG で同時に行うことができます。
非同期レプリケーショングループは、複製されたペア内のローカルストレージアレイとリモートストレージ
アレイに関連付けられます。
• ローカルストレージアレイは、非同期レプリケーショングループにおいてプライマリ役割を果たします。
ローカルストレージアレイ上の非同期レプリケーショングループに追加されたすべての仮想ディスクは、
レプリケーション関係においてプライマリ役割を果たします。
• リモートストレージアレイは、非同期レプリケーショングループにおいてセカンダリ役割を果たします。
リモートストレージアレイ上の非同期レプリケーショングループに追加されたすべての仮想ディスクは、
レプリケーション関係においてセカンダリ役割を果たします。
非同期レプリケーショングループの作成
非同期レプリケーショングループ(ARG)は、複製されたペアを単一のエンティティとしてグループ化し、
ARG の全メンバーのレプリケーション設定を制御するために使用されます。複製されたペアは、単一の ARG
内にしか存在できません。ARG は、ストレージアレイ 1 つあたり 4 個に制限されています。
メモ: MD vCenter Plug-in 内で非同期レプリケーションを定義するには、両方のアレイ(ローカルアレ
イおよびリモートアレイ)を Plug-in Array Manager に追加する必要があります。どちらかのアレイが
Array Manager から削除されると、これら 2 つのアレイ間に設定された ARG は Plug-in 内に表示され
なくなります。
新しい ARG を作成するには、次の手順を実行します。
1. 非同期レプリケーショングループの作成 コマンドをクリックします。
非同期レプリケーショングループの作成 ダイアログボックスが表示されます。
2. 非同期レプリケーショングループ名 テキストボックスに、ARG 用の固有の名前を入力します。
3. リモートストレージアレイ ドロップダウンリストから、ARG 用のリモートストレージアレイを選択しま
す。
リモートストレージアレイドロップダウンリストには、リモートストレージアレイとしての選択をサポ
ートするストレージアレイのみが表示されます。
4. OK をクリックします。
77