Reference Guide

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スペースを増やさずに仮想マシンを作成する柔軟性が得られる。
仮想ディスクのサイズ変更とスナップショットの実行における柔軟性が得られる。
結果的に管理すべき VMFS データストアの数が減る。
仮想ディスクのサイズを小さくしてて数を増やすと、以下の利点があります。
無駄になるストレージスペースが減る。
複数のアプリケーションでは異なる RAID 特徴を必要とする可能性があります。
マルチパスポリシーとディスク共有が仮想ディスクごとに設定されるために柔軟性が得られる。
Microsoft Cluster Service は、各クラスタディスクリソースがそれ自体の仮想ディスク内にあることを必
須とします。
単一の仮想ディスクに対する競合が減るため、より優れたパフォーマンスが提供される。
仮想ディスク意思決定スキーム
仮想マシン用のストレージ特性化が使用できないときは、予想スキームまたは適応スキームのどちらかを使
用して、仮想ディスクのサイズと必要数を決定することができます。
予想スキームを使用したボリュームについての決定
1. 異なるストレージ特性で、複数のボリュームを作成します。
2. 各ボリュームに VMFS データストアを構築して、各データストアにその特性に基づいたラベルを付けま
す。
3. ボリューム上に構築された VMFS データストア内の仮想マシンアプリケーションのデータを格納するた
めのボリュームを、アプリケーション要件に応じた RAID レベルで割り当てます。
4. ディスク共有を使用して、優先度の高い仮想マシンと優先度の低い仮想マシンとを区別します。
メモ: ディスク共有は、指定されたホスト内でのみ関連を持ちます。あるホスト上の仮想マシンに
割り当てられた共有は、他のホスト上の仮想マシンには影響しません。
5. アプリケーションを実行して、仮想マシンのパフォーマンスが許容可能かどうかを判別します。
適応スキームを使用した仮想ディスクについての決定
1. 書き込みキャッシュを有効にした RAID 1+0 または RAID 5 などの大きな仮想ディスクを作成します。
2. 仮想ディスク上に VMFS データストアを構築します。
3. VMFS データストアに複数(4 または 5 個)の仮想ディスクを配置します。
4. アプリケーションを実行して、ディスクのパフォーマンスが許容可能かどうかを判別します。
パフォーマンスが許容可能の場合は、追加の仮想ディスクを VMFS データストアに配置できます。
パフォーマンスが許容可能でない場合は、新しくより大きい仮想ディスクを作成して、同じ手順を行
います。異なる RAID レベルを使用することもできます。仮想ディスクを再作成するときは、仮想マ
シンを失わないように移行を使用してください。
仮想ディスクビュー
仮想ディスク タブを選択すると、ストレージアレイでのストレージ容量の割り当て状況を示す論理ビューが
表示されます。このビューでは、動的ディスクプール、レガシー仮想ディスクグループ、仮想ディスクの作
成、既存のディスクプール、仮想ディスク、および仮想ディスクの管理の他、仮想ディスクのレガシースナ
ップショットの作成を行うことができます。新規仮想ディスクは、新規動的ディスクプール、またはレガシ
ー仮想ディスクグループのどちらかでも作成することができます。次の機能は、仮想ディスクビューの機能
です。
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