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Table Of Contents

表
5-1.
診断および保守機能コードおよび説明
(
続き
)
機能コード J-高速読み取り/書き込みテスト
概算実行時間 =5分
ループの総数 =10
機能コード
J
は、ドライブがテープの読み取りおよび書き込みができることを確認するためのテストを行います。
診断テストは 10 回ループします。排出ボタンを押して診断を停止し、保守モードを終了します。排出ボタンを 1 回
押すと、現行のテスト・ループの終了時にテストは中断します。排出ボタンを 2 回押すとテストは即時に中断しま
す。
重要: このテストでは、スクラッチ (ブランク) データ・カートリッジ、または上書きしても構わないカートリッジ
のみを挿入してください。テスト中に、ドライブはカートリッジのデータを上書きします。
注: 無効なテープ・カートリッジを挿入した場合 ( 3-2 ページの表 3-1を参照) 、SCD にエラー・コード
J
または
7
が表示されます。書き込み保護カートリッジまたは読み取り専用互換性のメディア ( 3-2 ページの表 3-1を参照)
を挿入した場合、SCD にエラー・コード
P
が表示されます。いずれの場合も、テープ・ドライブはカートリッジ
をアンロードし、カートリッジが取り出されると保守モードを終了します。
1. カートリッジがドライブに入っていないことを確認します。
2. 2 秒以内の間隔で、排出ボタンを 3 回押します。障害 LED がこはく色に点灯します。つまり、ドライブが保守
モードになっていることを意味します。
3. 1 文字ディスプレイに
J
が表示されるまで、1 秒ごとに 1 回排出ボタンを押します。
J
が表示されなくなっ
たら、再表示されるまで排出ボタンを押し続けてください。
4. 排出ボタンを 3 秒以上押したままにしてから、排出ボタンを離して機能を選択します。 1 文字ディスプレイの表
示が変更されて
C
が明滅します。
5. 60 秒以内に、書き込み保護されていないスクラッチ・データ・カートリッジを挿入します。
注: カートリッジのロードまでに 60 秒を経過すると、ドライブは保守モードを自動的に終了します。書き込み保
護されているカートリッジを挿入すると、テープ・ドライブは
P
を表示して、手動で排出するまでそのカート
リッジを保持します。カートリッジを排出して取り外すと、テープ・ドライブは保守モードを終了します。
カートリッジを挿入すると 1 文字ディスプレイの表示が変更されて
J
が明滅し、テープ・ドライブはテストを実
行します。
注: 無効なカートリッジが挿入された場合、1 文字ディスプレイにエラー・コード
7
が表示されます。手動で排出
しない限り、テープ・ドライブはそのカートリッジを保持します。カートリッジを排出すると、テープ・ドライブは
保守モードを終了します。
v 何もエラーが検出されない場合でも、テストはループして再度開始されます。ループを停止するには排出ボタンを
1 秒押してから離します。ループが停止すると、ドライブはテープの巻き戻しとアンロードを行って、保守モード
を終了します。
v エラーが検出された場合、障害 LED がこはく色で明滅した後、テープ・ドライブは 1 文字ディスプレイにエラ
ー・コードを表示します。エラーを判別するには、 5-11 ページの『説明および修正処置』 でコードを見つけてく
ださい。カートリッジを手動で排出して取り外すと、テープ・ドライブは保守モードを終了します。
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