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Table Of Contents
5-1.
診断および保守機能コードおよび説明
(
続き
)
機能コード F-書き込みパフォーマンス・テスト
テープ・ドライブは、ドライブがテープからの読み取りとテープへの書き込みを行えるかどうかを確認するためのテ
ストを行います。診断プログラムのテスト数は、テープ・ドライブの診断プログラムの実行テスト (機能コード 1)
テスト数よりも少なくなります。テープ・ドライブのテストの実行には、約 3 分かかります。高速読み取り/書き込み
テストは、広範囲に及ぶテストではないため、ドライブとメディアの間でのエラーの特定にはお勧めできません。
重要: テスト対象のテープ上のデータは上書きされます。
: 無効なテープ・カートリッジを挿入した場合 ( 3-2 ページの表 3-1を参照) SCD にエラー・コード
J
または
7
が表示されます。書き込み保護カートリッジまたは読み取り専用互換性のメディア ( 3-2 ページの表 3-1を参照)
を挿入した場合、SCD にエラー・コード
P
が表示されます。いずれの場合も、テープ・ドライブはカートリッジ
をアンロードし、カートリッジが取り出されると保守モードを終了します。
1. カートリッジがドライブに入っていないことを確認します。
2. 2 秒以内の間隔で、排出ボタンを 3 回押します。障害 LED がこはく色に点灯します。つまり、ドライブが保守
モードになっていることを意味します。
3. 1 文字ディスプレイに
F
が表示されるまで、1 秒ごとに 1 回排出ボタンを押します。
F
が表示されなくな
ったら、再表示されるまで排出ボタンを押し続けてください。
4. 機能を選択するには、排出ボタンを 3 秒間押したままにします。機能を選択すると、
C
が明滅します。
C
明滅したら、ドライブにカートリッジを挿入します。60 秒以内に、テスト対象のデータ・カートリッジを挿入し
ます (そうしないと、テープ・ドライブは保守モードを終了します)。カートリッジを挿入すると、
F
が明滅
し、テストが開始します。
v 何もエラーが検出されない場合でも、テストが再び開始され、最大 10 回実行されます。各ループの実行には約
3 分かかります。 10 回のループの後で、テストが終了し、ドライブは自動的に保守モードを終了します。
v エラーを検出すると、テープ・ドライブはエラー・コードを表示します。カートリッジを手動で排出して取り外
すと、テープ・ドライブは保守モードを終了します。
v 現行の 3 分テスト・ループの終了時に診断プログラムを停止するには、排出ボタンを 1 回押します。 ドライ
ブは、1 文字ディスプレイに現在表示されている文字の明滅時間を遅く (2 /秒か1 /秒に) することで
要求に応答します。診断プログラムは、そのループの終わりまで続行してから停止します。テープ・ドライブは
次にカートリッジの巻き戻しとアンロードを行って、保守モードを終了します。
v 診断プログラムを即時に停止し、実行中のテストを終了させるには、排出ボタンを 2 回押します。テープ・ド
ライブはカートリッジの巻き戻しとアンロードを行って、保守モードを終了します。
5-6 Dell PowerVault LTO テープ・ドライブ ユーザーズ・ガイド