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ハードウェアの取り付け
ほとんどのシステムでは、テープ・ドライブの取り付けにトレイまたはレールを使
用します。取り付け用のハードウェアを事前に取り付けておけば、取り付けベイに
ドライブを簡単に挿入することができます。一部のシステムでは、スライド機構や
レールを使用せずに、ねじでドライブを直接固定します。
内蔵ドライブの取り付け - ステップバイステップの説明
1. ドライブを開梱する
テープ・ドライブをアンパックして、配送箱を保管します。保守のために装置を
戻すとき、この配送箱が必要になる場合があるためです。
アンパック時のドライブの温度が操作環境の温度 (空気取り入れ口の近くにある
ベゼルの前で測定。 2-3 ページの図 2-1 1 を参照) と異なる場合は、環境に
慣らすために一定の時間が必要です。推奨される時間は、ドライブがアンパック
されてから 4 時間、または結露が蒸発してから 1 時間のいずれか長い方です。
ドライブを新しい環境に合わせるには、以下の項目を調べてください。
v ドライブが操作環境よりも冷えていて、空気中の湿度が高い場合には、ドライ
ブに結露が発生して損傷を与える場合があります。ドライブが操作温度範囲
(10 より高い温度) まで温まっていて、結露の危険性がない (空気が乾いて
いる) 場合は、ドライブの電源を 30 分間入れておくことによって、より速く
ドライブを温められます。データが入っているテープを挿入する前に、スクラ
ッチ・テープを使用してドライブをテストしてください。
v ドライブが操作環境よりも熱い場合は、テープがドライブ・ヘッドに張り付く
ことがあります。ドライブが操作環境範囲 (40 よりも低い温度) まで冷え
ているときには、30 分間空気をあてておくことによって、より速くドライブ
が冷やされます。ドライブの電源をオンにし、スクラッチ・テープを使用して
ドライブをテストしてから、データが入っているテープを挿入してください。
ドライブの温度が推奨される操作範囲内かどうか、湿度が結露を起こす高さかど
うかが不明な場合は、4 時間完全にドライブを新しい環境に慣らしてください。
2-2 Dell PowerVault LTO テープ・ドライブ ユーザーズ・ガイド