Reference Guide

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ベアメタル回復のバックアップが必要かどうか
DPM SRT を使用してベアメタル回復用の保護を追加する決定は、ビジネスのニーズによって
左右されます。バックアップのニーズは、DPM とセカンダリ DPM サーバーを使用したディス
クベースおよびテープベースの保護によって十分に満たされる場合もあります。アプリケーシ
ョンサーバーとファイルサーバーは、オペレーティングシステムと必要なアプリケーションを
インストールし、DPM 復旧ポイントからデータを回復することで復元できます。DPM サーバ
ーは、オペレーティングシステムと必要なアプリケーションをインストールし、テープまたは
セカンダリ DPM サーバーから DPM データベースを回復することで復元できます。
選択したサーバーをDPM SRT を使用してバックアップするには、記憶域がさらに必要になり
ます。ただし、 DPM SRT を使用すると、起動不能なシステムも含め、不安定なシステムの修
復やロールバックが可能になりますDPM SRT は、ドライブのマスターブートコード、パー
ティションテーブル、パーティション情報、ボリューム情報、および論理ディスク管理データ
ベースをバックアップできるため、物理的に破損したシステムドライブの再構築が可能になり
ます。
本項の内容
DPM システム回復ツールのインストール
ベアメタル回復用のバックアップの構成
関連項目
ベアメタル回復を実行する方法
DPM システム回復ツールのインストール
DPM システム回復ツール(SRT)は、DPM サーバーまたは別のサーバーにインストールし
ます。
DPM SRT のインストール時に、プライマリファイルの保存場所を指定する必要があります。
そこには、DPM SRT 復旧ポイントが含まれます。プライマリファイルストアの場所は、オペ
レーティングシステムと DPM SRT がインストールされているディスクとは別のディスクに
することが理想的です。それが不可能な場合は、同じディスク上の別のボリュームにしてく
ださい。
プライマリファイルストアに必要な領域の容量は、保護の対象とするシステムファイルの占め
る容量によって左右されます。たとえば、Windows Server 2003 が実行されている 3 台のコン
ピュータのシステムボリュームを保護しており、システムボリュームの平均サイズが 6 GB
あるとします。必要な記憶域は、コンピュータ 1 台当たり 6 GB のほかに、他の各コンピュー
タの記憶域の 2 5 パーセントです。これは DPM SRT の保存方法のために必要な領域です。
すなわち、どのファイルについても128 ビットの MD5 暗号化アルゴリズムによって計算され
た一意のコンテンツアドレスを加えて、1 コピーのみを保存するという方法です。