Users Guide
テープ カートリッジ
テープ カートリッジはライブラリ内のマガジンに格納され、オペレータにより貼り付けられた機械読み取り可能なバーコード ラベルで識別されます。 現在、ライブラリでは Code 39 タイプのラベルがサ
ポートされています。 バーコードでは最大 16 文字まで使用できます。
テープドライブ
ライブラリでは IBM LTO-1 または LTO-2 マルチモード テープ ドライブをサポートしています
制御モジュールには、上部および下部のドライブ クラスタが付いています。 制御モジュールには最低 1 台のテープ ドライブが必要です。 各ドライブ クラスタにはフルハイトで最大 6 台、合計で 12
台のドライブを収容することができます。 ドライブは上部/下部ドライブ クラスタに、それぞれ下から上に順番に設置されます。 図 3 を参照してください。
テープ ドライブはユニバーサル ドライブ スレッドに入っています。 すべてのドライブはホット スワップ可能です。
オペレーターパネル
オペレータ パネルは、制御モジュールの前面にあり、表示灯やボタン、およびタッチ画面で構成されています。 オペレータ パネルとライブラリ管理コンソールの詳細については、「オペレータ パネル」と
「ライブラリ管理コンソール」を参照してください。
電源システム
ライブラリでは、余剰電源構成をサポートしています。 この構成は、2 系統の AC 電源入力と 2 系統の DC 電源供給となっています。 余剰電源構成であるため、運用しながら電源装置を交換できま
す。
電源システムは以下のコンポーネントで構成されています。
l 電源装置
l 配電ユニット(PDU)
l AC 電源コード
フロント ドアにある 1 つの電源スイッチで、すべての制御モジュールと付属する外部モジュールの電源を入り切りできます。 各 PDU にはモジュールの背面に二次側ブレーカが付いており、モジュール
の電源供給出力を個別に制御します。 電源供給装置には 3 つの LED が付いており、それによってステータス情報を表示します。 電源システムは 4 個のフューズでシステムを保護しています。
拡張モジュール
拡張モジュールを装着することで、テープ ドライブとカートリッジをライブラリに追加収容することができます。 各拡張モジュールには、必要なドライブ数に応じて LTO ストレージ スロットで 360 まで追
加することができます。オプションで I/E ステーションを設置している場合は、図 4 を参照してください。 収容能力は、ドライブの種類により異なります。 ライブラリの最大構成では、拡張モジュールを 3
台まで搭載することができます。
拡張モジュールには以下の機能ユニットを収容できます。
l テープ ドライブ
l カートリッジ ストレージ セル
l I/E ステーション(オプション)
l 余剰 AC 電源コンパートメント
拡張モジュールにテープ ドライブが搭載されない場合は、拡張モジュールへの電源供給は必要ありません。 拡張モジュールにカートリッジのみ収容する場合は、電力はすべて制御モジュールから供給
されます。
図 4. 拡張モジュール
注意: PowerVault 160T では、複数の異なるタイプのドライブを使用することはできません。LTO-1ドライブとLTO-2ドライブを混在させることも不可能です。
注:
ドライブ クラスタ
は、中間 X 軸レールの上または下に最大 6 台のテープ ドライブのグループを定義します。










