Users Guide
ホストにあるアプリケーションによって、共有パーティション内部のエレメントへのアクセスが制御されます。 ホストがドライブに直接接続されている場合、この制御は排他的に行われます。 ホストが
MCB や I/O ブレードを介して接続されている場合は、ドライブ、メディアなどのパーティションのエレメントにはライブラリからもアクセスできます。複数のアプリケーションがそれぞれ、各自に割り当てら
れたパーティションを持つ場合もあります。 各アプリケーションでは、各自のパーティションが専用の物理ライブラリのように使用されます。
パーティションの作成
1. Administrator(管理者)としてログオンします。
2. 物理ライブラリから作業していない場合は、View(表示) メニューから物理ライブラリを選択します。 「ライブラリまたはパーティションの選択」を参照してください。
3. Setup(設定) -> Partitions(パーティション)を選択します。
Partitions(パーティション)ダイアログ ボックスが表示されます。
ライブラリには、設定済みのパーティションが 1 つ付属しています。 パーティションをさらに作成する前に、既存のパーティションを削除する必要があります。
4. 既存のパーティションを選択して、Delete(削除)を選択します。
パーティションがオンラインであれば、オフラインにするかどうかを尋ねられます。削除操作を続行するには Yes(はい)を選択する必要があります。
選択したパーティションが削除され、Partitions(パーティション)ダイアログボックスの表示が更新されます。 Create(作成)ボタンが表示されます。
5. Create(作成)を選択します。 Choose Creation Mode(作成モードの選択) ダイアログ ボックスが表示されます。
6. Automatic(自動) または Manual(手動) を選択します。
自動パーティションは、以下のシステムデフォルト設定に従って作成されます。
¡ メディアの種類の確認は有効になります
¡ 指定されたメディアの種類のスロットが、特定のメディアの種類に指定したライブラリ間に均等に区分されます。
Automatic(自動) を選択すると、Automatic Creation(自動作成) ダイアログ ボックスが表示されます。 自動モードを使用したパーティションの作成に進みます。
Manual(手動)を選択すると、Choose Partition Properties(パーティションのプロパティの選択)ダイアログ ボックスが表示されます。 手動モードを使用したパーティション
の作成に進みます。
自動モードを使用したパーティションの作成
1. パーティションの作成の手順を完了したら、Partitions(パーティション) と書かれたコラムに、作成するパーティションの数を入力します。
入力できるパーティションの最大数は、作成を許可されているパーティション数で決まります。 パーティショニング ライセンスで使用できるパーティションは 1 個または 16 個です。 「ラ
イセンスの使用」を参照してください。
通常、各パーティションには少なくとも 1 個の専用ドライブがある必要があります。 パーティションの詳細については、「パーティションの取り扱い」を参照してください。
2. Finish(終了)を選択して、ライブラリを作成し、自動パーティション作成を終了します。
手動モードを使用したパーティションの作成
1. パーティションの作成の手順を完了したら、作成しているライブラリの Choose Partition Properties(パーティションのプロパティの選択) ダイアログ ボックスに定義パラメータを入力し
ます。
¡ Name(名前) ボックスに名前を入力します。
¡ Media Type(メディアの種類) ドロップダウン ボックスからメディアの種類を選択します。
2. Next (次へ ) を選択して設定を続けます。
Choose Policy Settings(ポリシー設定の選択)ダイアログ ボックスが表示されます。
3. デフォルトでは、メディアの種類の確認は有効になります。 カートリッジがインポートまたは取り付けられると、システムはメディアの種類を自動的に確認します。
¡ カートリッジがライブラリに挿入されたときにメディアの種類を自動的に確認しないようにするには、Disable(無効)を選択します。
¡ カートリッジがライブラリに挿入されたときにメディアの種類を自動的に確認させるには、Enable(有効)を選択したままにします。
4. Next (次へ ) を選択して設定を続けます。
Choose Resource Quantities(リソース数の選択) ダイアログ ボックスが表示されます。
5. 以下の 3 つのパラメータを指定して、パーティションに含めるエレメントの数を入力します。
¡ ドライブ数
¡ ストレージ スロット数
¡ I/E マガジン数
注:必ず、設定するパーティションの数が適切になるように計画してください。
注意:既存のパーティションを削除したら、必ず、同じメディア種類、インタフェイス、I/E ステーション マガジン、および同じ LUN 上のホストを含んだパーティションを再作成して
ください。これにより、ホストのアプリケーションが以前に書き込んだデータにアクセスできるようになります。
注:製品 ID は Scalar i2000 です。










