Users Guide
広範な SCSI バスに取り付け可能ですが、本製品は広範 SCSI デバイスではなく、その SCSI ID は 0 から 7 の範囲とする必要があります。 Dell
PowerVault 136T LTO ライブラリのデフォルト SCSI ID は 0 です。
注
:
一般に、
7
は
SCSI
アダプタ用に設定されている
ID
です。
Dell PowerVault 136T LTO ライブラリは、ファイバ チャンネル ルーター (FCR) を介して、ファイバ チャンネル ホスト ストレージ エリア ネットワーク
(SAN) にも接続できます。 FCR は、2 タイプのメディア間で SCSI プロトコルを翻訳 (掛け橋) します。 Dell PowerVault 136T LTO ライブラリは、ファイ
バ チャンネル ルーター (Dell PowerVault 136T Fibre Bridge) を介して、ファイバ チャンネル ホスト ストレージ エリア ネットワーク (SAN) にも接続でき
ます。 Fibre Bridge モジュールは、2 タイプのメディア間で SCSI プロトコルを変換 (相互接続) します。
Remote Management Unit (RMU)
リモート管理ユニット (RMU)
リモート管理ユニット (RMU) は、各システムに常駐しており、工場で予め取り付けられます。RMU では、ウェブ ブラウザを介してライブラリに遠隔アクセ
スできます。RMU は、Microsoft Internet Explorer バージョン 4.0 以降、ならびに Netscape Navigator バージョン 4.01、4.5、4.7X、およびそれ以降に
対応しています。
ユーザーは、 RMU を介して、遠隔でライブラリ ステータスおよびライブラリのオペレーター パネルにアクセスできます。 また、RMU では、RMU 中のフ
ァームウェアおよびライブラリのコントローラを遠隔で更新、ライブラリコマンドおよびエラーログを検索、また構成変更を行うこともできます。 RMU は、
シンプル ネットワーク マネジメント プロトコル (SNMP) バージョン 2.0 に対応しており、SNMP サーバーとしての役割も果たします。RMU は、シリアルイ
ンターフェイス ポートを通してライブラリから Tape Alert 3.0 互換性情報を取得し、その情報を SNMP サーバーに送信します。さらに、RMU は、電源損
失を検出し、通知のために SNMP トラップも生成します。詳しくは、リモート管理ユニット (RMU) を参照してください。
機能の説明
Dell PowerVault 136T LTO ライブラリ構成には、少なくとも 1 個のテープドライブが含まれている必要があります。最高 6 個のドライブを含むことができ
ます。Dell PowerVault 136T LTO ライブラリシステムには、カートリッジ、ライブラリ コントロール ハードウェア、テープドライブ、およびロボティックシステ
ムが入っています。テープカートリッジは、取り外し可能なマガジンに保存されます。マガジンは、カートリッジを正しい方向でのみ挿入できるように設計さ
れています。テープカートリッジは、一度挿入すると、マガジンが逆さにされたり軽く振られたりしてもテープカートリッジを所定の位置からずらさず、保持
できるようになっています。マガジンは、ライブラリの取り付けコラムに一方向のみで挿入できます。
ライブラリのロボティックシステムは、ストレージスロット、テープドライブ、およびメールボックスの間で、カートリッジを移動します。カートリッジのストレー
ジスロットまたはテープドライブ フィードスロットでの出し入れには、ピッカーが使われます。ピッカー上のバーコード スキャナがカートリッジまたはスロット
を識別します。メールボックスは、ライブラリの操作を中断せずに、Dell PowerVault 136T LTO ライブラリにカートリッジを加えたり、削除したりできま
す。
カートリッジのストレージスロットおよびカートリッジピッカーは、メンテナンスの目的で、Dell PowerVault 136T LTO ライブラリの正面ドアを開けてアクセ
スできます。テープドライブ、供給電源、およびホスト インターフェイス PCBA は、メンテナンスの目的で、Dell PowerVault 136T LTO ライブラリの後部
からアクセスできます。
ホストから発行される要請により、ライブラリ内でのカートリッジの移動という結果が得られます。発行される主な要請は、カートリッジのテープドライブへ
の取り付けおよびテープドライブからの取り外し、ライブラリからテープドライブへのインポートおよびテープドライブへのエクスポートです。 ホストには、ラ
イブラリ内のカートリッジの物理的位置の記録があります。また、物理的位置は、ライブラリによって管理されます。各カートリッジには、初回の在庫管理
中および随時ライブラリにカートリッジが追加される場合は必ず、マシンまたはオペレーターが読込可能なライブラリ内でのボリュームシリアル番号
(volser) を識別する外部ラベルが必要です。ライブラリでは、カートリッジの volser に基づいた在庫管理データベース中にカートリッジの物理的位置が保
存されます。ライブラリは、カートリッジの移動または使用に関わる操作のホスト要請すべてをそのカートリッジの物理的位置を参照するだけで、実行で
きます。
ライブラリ内でのカートリッジの移動を要請する以外に、ホストは Dell PowerVault 136T LTO ライブラリに保存されているカートリッジに関するステータ
ス、性能、構成、および情報を取得できます。
機能的構成単位
Dell PowerVault 136T LTO ライブラリは、以下の機能的構成単位から構成されます。
l ドライブモジュール内のテープドライブ
l ライブラリ コントロール ハードウェア
l カートリッジ ストレージ
l ロボティックシステム
l メールボックス
テープドライブ
Dell PowerVault 136T LTO ライブラリは、現在、以下のテープドライブに対応しています。
rc="キLTO タイプ ドライブ
テープドライブはすべて、素早く取り外し取付けできるように設計された共通のドライブモジュールにパッケージされています。このドライブモジュールは、
修理返品する現場交換ユニット (FRU) です。










