Users Guide
3. カートリッジのアンロードが終了したら、 [Cancel]を押します。
カートリッジの書き込み防止
すべてのカートリッジには、データが誤って消去されたり上書きされたりするのを防止するための書き込み防止スイッチが付いています。カートリッジをオートローダにロードする前に、カートリッジ前面に
ある書き込み防止スイッチのオン/オフを確認してください。
l スイッチを 左にスライドさせると、カートリッジの書き込み防止をオンにできます。小さな橙色の長方形が表示されている場合は、カートリッジの書き込み防止がオンになっていることを示します。
l スイッチを 右にスライドさせると、カートリッジにデータを書き込むことができます。
カートリッジの書き込み防止
カートリッジの管理
DLTtape IV カートリッジをできるだけ長く使用するために、次の事項を守ってください。
l カートリッジを落としたり叩いたりしないでください。過度の衝撃によりテープ リーダーがずれてカートリッジが使用できなくなり、オートローダが破損する場合があります。
l カートリッジは、保管ケースに入れて保管してください。
l カートリッジは、直射日光、または移動可能なヒーターや暖房用ダクトなどの熱源にさらさないでください。
l DLTtape IV カートリッジの動作温度範囲は、10〜40℃(50〜104°F)です。保管時の温度範囲は、16〜32℃(60〜90°F)です。DLTtape IV カートリッジは、必ず保管ケースに入れて
保管してください。
l カートリッジが上述の範囲外の温度にさらされていた場合は、範囲外の温度にさらされていた時間と同じ時間または 24 時間のどちらか少ない方の時間、カートリッジを室温になじませます。
l テープ カートリッジは、ほこりのない、相対湿度 20〜80%(結露なし)の環境で保管します。保管に理想的な相対湿度は 40%(± 20%)です。
l DLTtape IV カートリッジは、コンピュータのモニタ、スピーカ、X 線撮影装置など、電磁気エネルギーを発生する装置や強い磁場の近くに置かないでください。電磁気エネルギーや磁場にカー
トリッジをさらすと、データが破損してカートリッジが使用できなくなることがあります。
l ID ラベルは、カートリッジの正面にあるスライドイン スロットにのみ貼り付けてください。
テープ ドライブのクリーニング
Clean Drive(ドライブのクリーニング)LED が点灯したら、オートローダのテープ ドライブをクリーニングします。 Media Attention(メディア注意)LED が点灯するか、感嘆符(!)がインベントリに
表示された場合も、テープ ドライブのクリーニングが必要な可能性があります。通常、クリーニングには数分間かかりますが、その間、Ready(使用可能)LEDが点滅します。
クリーニング カートリッジは、約 20 回のクリーニングが可能です。クリーニング カートリッジのラベルには、20 個の小さな枠が印刷されています。ドライブをクリーニングするごとに、枠内にチェックマ
ークを付けます。すべての枠にチェック マークが付いたら、クリーニング カートリッジを交換します。
ドライブには、カートリッジの使用回数を記録する機能は備わっていません。そのため、バックアップ ソフトウェアを使用してクリーニングを管理している場合、クリーニング カートリッジの交換時期は、ソ
フトウェアのログ、またはその他適切な方法によって判断します。詳細については、バックアップ ソフトウェアのマニュアルを参照してください。専用クリーニング スロットを使用して自動クリーニングまた
は定期的クリーニングを行う方法については、バックアップ ソフトウェアのマニュアルも参照してください。
テープ ドライブをクリーニングするには、次の手順に従います。
1. ホーム スクリーンまたはメイン メニューから、LCD スクリーンの 1 行目に 「Commands(コマンド)」と表示されるまで [ +]または [-]を押し、 [Enter]を押します。
2. LCD スクリーンに 「Clean Drive(ドライブのクリーニング)」と表示されるまで [+]または [-] を押し、 [Enter]を押します。
3. 回転式スロット マガジンがいっぱいの場合は、LCD スクリーンに 「No slot free for transfer(転送できるスロットはありません)」というメッセージが表示されます。メイン メニュ
注記: カートリッジをアンロードしている間、ステータス メッセージが表示されます。操作が完了すると、 「Drive Empty(ドライブが空です)」と表示されます。
注意: オートローダには、 www.dell.com/tapebackup から入手可能な DLT1 と互換性のあるクリーニング カートリッジのみを使用してください。これ以外のクリーニ
ング カートリッジを使用すると、テープ ドライブの読み取り/書き込みヘッドが破損する場合があります。他のタイプのクリーニング カートリッジをロードすると、オートローダは
約 25 秒後にそのカートリッジを自動的にアンロードして元のスロットに戻します。
注記: 操作パネルを使用してドライブをクリーニングする場合は、必ず Clean Drive(ドライブのクリーニング)コマンドを選択してから、クリーニング カートリッジをインポ
ートしてください。オートローダにクリーニング カートリッジを残しておく場合は、バックアップ ソフトウェアでドライブのクリーニングを管理する必要があります。