Users Guide
テープが格納スロットに引っ
かかっている。
l 「引っかかったカートリッジを取り除く」を参照してください。
メディア
クリーニング カートリッジまた
はデータ カートリッジに、ドラ
イブとの互換性がない。
l 必ずドライブと互換性のあるクリーニング カートリッジまたはデータ カートリッジを使用してください。オートローダは互換性のないカートリッジを自動的にアンロー
ドして元のスロットに戻します。
テープの書き込みまたは読み
取りができない。
l カートリッジが書き込み可能になっていることを確認してください(「カートリッジの書きこみ防止」を参照してください)。
l カートリッジが、互換性のないフォーマットを使用して書き込まれた DLTtape IV ではないことを確認してください。DLT 4000 フォーマット済みテープは、ドライ
ブで 読み取れますが書き込むことはできません。
l カートリッジが過酷な環境や電気的状態にさらされていなかったかどうか、また何らかの物理的な損傷がないかどうかを確認します。
l バックアップ アプリケーションの多くは、異なるバックアップ アプリケーションを使用して作成されたカートリッジを読み取ったり、書き込んだりすることはできませ
ん。この場合、カートリッジを消去、フォーマット、またはラベル付けする必要があります。
l バックアップ アプリケーションで使用されるデータ保護や上書き防止の方式を理解していることを確認します。これによって、特定のカートリッジの上書きを防止
することができます。
l 別の良好なカートリッジを使用して再度操作をします。
l テープ ドライブをクリーニングします(「テープ ドライブのクリーニング」を参照してください)。
SCSI ID
変更したドライブの SCSI ID
がホスト サーバーで認識され
ない。
l 同じバス上にある SCSI デバイスに、それぞれ異なる ID 番号が割り当てられていることを確認します。
l SCSI バスがナロー(50 ピン)の場合、使用可能な SCSI ID は 0〜7 のみです。
l SCSI ID を変更した後、オートローダの電源を入れ直したことを確認します。
l ホスト サーバーを再起動します。
オートローダのパフォーマンス
オートローダでのデータのバ
ックアップの効率が悪い。
l ホスト コンピュータからのネットワーク帯域幅を確認します。ネットワーク上でデータをバックアップしている場合は、ローカルのみでのバックアップと比較してみ
てください。
l オートローダ ドライブが専用の SCSI バスに接続されており、バックアップされているほかのテープ ドライブまたはハード ドライブとデイジー チェーン接続され
ていないことを確認します。
l テープ ドライブをクリーニングします(「テープ ドライブのクリーニング」を参照してください)。
l 新しいカートリッジに取り替えます。製品寿命の限界に近いカートリッジは、テープの不良部分で再試行が必要となるため、パフォーマンスに問題が発生すること
があります。
l データが圧縮されていることを確認してください。
l ファイルのサイズを確認してください。ファイル サイズが小さいと、パフォーマンスが影響を受けます。
l バックアップ アプリケーションで、最低 32 KB(理想的には 64 KB)のブロック サイズが使用されていることを確認してください。詳細については、使用している
アプリケーションのマニュアルを参照してください。
クリーニング
クリーニング メッセージが繰り
返し表示される。
l DLT1 と互換性のあるクリーニング カートリッジを使用していることを確認します。
l 既存のクリーニング カートリッジを新しいカートリッジと交換してください。
l クリーニング カートリッジを使用することによって消灯した Media Attention(メディア注意)LED が、特定のデータ カートリッジをリロードした後すぐに再点灯
する場合、そのデータ カートリッジは汚染されている可能性があります。この状態が発生した場合は、データ カートリッジを読み込むことができるかどうかをチェ
ックし、損傷したカートリッジから別のカートリッジにデータのバックアップをとり、損傷したカートリッジを廃棄します。
Clean Drive(ドライブのク
リーニング)LED が点灯す
る。
l 前回テープ ドライブをクリーニングしてから、テープ走行時間が 250 時間を過ぎたことを示します。
l テープ ドライブをクリーニングします(「テープ ドライブのクリーニング」を参照してください)。
クリーニング カートリッジをロ
ードできない。
l DLT1 と互換性のあるクリーニング カートリッジを使用していることを確認します(「テープ ドライブのクリーニング」を参照してください)。
l サービス担当者にご連絡ください。
メディアの互換性
メディア フォーマットにドライ
ブ タイプとの互換性がない。
l 互換性のないメディアをテープ ドライブにロードしようとしました。メディアおよびフォーマットに、DLT VS80 テープ ドライブとの互換性があることを確認してくだ
さい(「カートリッジの使用」を参照してください)。
ホスト サーバーによって書き
込み防止のラベル付けがして
あるメディアが、テープから問
題なく復元できる。
l DLT 4000 フォーマットのメディアが、テープ ドライブにロードされました。データは読み取り可能ですが、テープ ドライブでこのカートリッジに書き込む前に、メ
ディアをバルク消去する必要があります。
メディアがテープ ドライブに拒
否され、 テープからの復元に
失敗する。
l 損傷があるか互換性のないメディアをロードしようとしたか、テープ ドライブの読み取り/書き込みヘッドが汚れています。カートリッジを交換するか、ドライブをクリ
ーニングしてください。
Media Attention
(メディア注意)
LED
の問題
埃や塵による汚染
l オートローダの汚染を防止するには、清潔で汚染されていない環境に設置します。カートリッジは、プラスチック製ケースに入れて垂直に立てて保管します。必要
に応じて、テープ ドライブのクリーニングを繰り返します。
ヘッドの汚れによる汚染
(ヘッド表面にテープ メディア
の化学物質が付着したことに
よる)
l 通常のヘッドの汚れによる Media Attention(メディア注意)LED は、クリーニング カートリッジで 1〜2 回 クリーニングすれば消えます。クリーニング カート
リッジを使用して 3 回以上クリーニングしても、クリーニング ライトが消えない場合は、サービス担当者に ご連絡ください。
順応していないメディア
l カートリッジは、特にテープ ライブラリと著しく異なる温度や湿度環境下に置かれていた場合は、使用前に 24 時間以上、環境に順応させる必要があります。
不適切なクリーニング カート
リッジ
l DLT1 と互換性のあるクリーニング カートリッジを使用していることを確認します。
不良/欠陥/汚染されたメディ
ア
l クリーニング カートリッジを使用することによって消灯した Media Attention(メディア注意)LED が、特定のデータ カートリッジをリロードした後すぐに点灯し、
そのカートリッジが無効なクリーニング カートリッジではないことが確認できた場合は、そのデータ カートリッジが汚染されている可能性があります。この場合
は、カートリッジをエクスポートし、再度テープ ドライブをクリーニングしてから、良好なカートリッジをロードしてください。場合によっては、カートリッジの磨耗、調
整トラックの不良、不適切な消磁があったり、DLT7000 や DLT8000 などの別のドライブで記録された不適切なテープ ディレクトリがあったりすることがありま
す。
回数切れのクリーニング カー
トリッジ
l 1 つのクリーニング カートリッジで、約 20 回のクリーニングが可能です。新しいクリーニング カートリッジを使用してください。
前面パネルに表示されたエラー
オートローダ操作パネルのイ
ンベントリに感嘆符(!)が表
示される。
l 感嘆符(!)がインベントリに表示される場合は、表示されたスロットで無効なカートリッジ タイプが検出されたか、メディアにエラーが発生したことを表します。こ
の場合、Media Attention(メディア注意)LED も点灯します(「LED インジケータ」を参照してください)。表示されたカートリッジをエクスポートするとエラーが
解決します(「カートリッジのエクスポート」を参照してください)。この状態が複数の正常なカートリッジで発生する場合は、テープ ドライブをクリーニングしてくださ
い(「テープ ドライブのクリーニング」を参照してください)。特定のカートリッジでこの状態が繰り返し発生する場合は、そのカートリッジに欠陥があるか、無効であ
る可能性があります。