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警告:劣化状態の仮想ディスクの検知
この警告メッセージは、少なくとも 1 個の仮想ディスクが Degraded 状態で、Pause if Degraded が BIOS Configuration Utility Ctrl
+R で ON に設定されているときに表示されます。
警告の表示後、次のメッセージが表示されます。--- Press Enter to continue, or Ctrl+R to enter setup ---
Enter を押してオペレーティング システムに起動シーケンスを続行させるか、Ctrl+R を押して BIOS Configuration Utility Ctrl+R
を起動し、Degraded 仮想ディスクの原因を調べます。
原因を調べるには、次を確認します。
● 仮想ディスク内の物理ディスクが故障、またはオフラインになっているかどうか。Physical Disks (物理ディスク)フィールド
でステータスを確認します。Degraded(劣化)ステータスは、仮想ディスクの RAID レベルおよび故障した物理ディスクの数に
よります。
-RAID 1 または RAID 5 の仮想ディスクの場合、1 台の物理ディスクが故障すると Degraded(劣化)ステータスになります。
-RAID 10 の仮想ディスクの場合、各ミラーセットの物理ディスクでの障害発生により、RAID 10 は Degraded(劣化) ステータ
スになります。同じミラーセット内で 2 台の物理ディスクが故障すると、RAID 10 は Failed(障害あり)ステータスになります。
● ファームウェアまたはコンポーネントのどちらの故障によりコントローラが故障したのか。コントローラが故障すると、仮想デ
ィスクは起動しません。
仮想ディスクが Degraded ステータスから回復するには、障害の発生した物理ディスクを交換し、仮想ディスクを再構築する必要
があります。このとき、OpenManage Server Administrator Storage Management を使用します。再構築操作が完了すると、仮想ディ
スクのステータスは Degraded(劣化)から Ready(準備完了)に変わります。再構築機能の詳細については、で「ストレージ管
理」を参照してください。
警告:障害発生状態の仮想ディスクの検知
この警告メッセージは、少なくとも 1 つの仮想ディスクが Failed(障害あり)状態で、 Pause if Failed(障害あり状態の場合一時
停止)が BIOS Configuration Utility(BIOS 設定ユーティリティ)(<Ctrl><R>)で ON(オン)に設定されているときに表示されま
す。
警告の表示後、次のメッセージが表示されます。--- Press <Enter> to continue, or <Ctrl><R> to enter setup
--- 。
<Enter> を押してオペレーティングシステムに起動シーケンスを続行させるか、<Ctrl><R> を押して BIOS Configuration Utility
(BIOS 設定ユーティリティ)(<Ctrl><R>)を起動し、Failed(障害あり)仮想ディスクの原因を調べます。
メモ: 起動仮想ディスクが Failed(障害あり)状態の場合、オペレーティングシステムは起動しません。
原因を調べるには、次を確認します。
● 非冗長仮想ディスクの 1 つまたは複数の物理ディスクに障害が発生したか判断します。[Yes] の場合、データは失われます。失
われたデータをバックアップのストレージソースから復元します。
● 非冗長仮想ディスクの 2 つ以上の物理ディスクに障害が発生したか判断します。[Yes] の場合、データは失われます。失われた
データをバックアップのストレージソースから復元します。
メモ: RAID 10 構成の場合、各ミラー セット内で 1 台の物理ディスクが故障すると、冗長仮想ディスクは Degraded ステータス
になりますが、データは失われません。ミラーセットのひとつで 2 台の物理ディスクが故障すると、冗長仮想ディスクは Failed
(障害あり)ステータスになり、データが失われます。
警告:劣化および障害発生状態の仮想ディスクの検知
この警告メッセージは、複数の仮想ディスクが Degraded および Failed の状態で、Pause if Degraded または Pause if Failed が
BIOS Configuration Utility Ctrl+R で ON に設定されている場合に表示されます。
警告の表示後、次のメッセージが表示されます。--- Press Enter to continue, or Ctrl+R to enter setup ---
<Enter>を押してオペレーティング システムに起動シーケンスを続行させるか、Ctrl+R を押して BIOS Configuration Utility Ctrl+R
を起動し、Degraded および Failed 仮想ディスクの原因を調べます。
メモ: 起動仮想ディスクが Failed(障害あり)状態の場合、オペレーティングシステムは起動しません。
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