Users Guide
用語集 75
物理ディスク — データを格納するための非揮発性のランダムアドレッシン
グ可能なデバイス。物理ディスクは書き換え可能で、一般にディスクドライブと
呼ばれています。
分散パリティ — パリティでは、ストレージ(RAM またはディスク)または
送信におけるエラーを明らかにするために、1 バイトまたは 1 ワードにエキスト
ラビットが追加されます。パリティは、複数の親データセットから冗長データ
セットを生成するために使用されます。冗長データを使用して、いずれかの親
データセットを再構築できますが、 分散パリティでは、パリティデータがシステ
ム内のすべての物理ディスクに分散されます。あるディスクに障害が発生して
も、残りのディスク上の対応するデータのパリティからディスクをリビルドでき
ます。
変換 — 変換とは、(1)OCE/ 再設定 を使用した容量拡張(物理ディスクを仮想
ディスクに追加して、1 つまたは複数の仮想ディスクのストレージ容量を増加さ
せること)、または(2)再構築(冗長仮想ディスクから、またはホットスペアも
しくはバックアップ物理ディスクから、仮想ディスク上にデータを再構築するこ
と)を意味します。
ポート — RAID コントローラ、ディスクドライブ、エンクロージャ、または別
のデバイスへ
の接続ポイント。
ホストシステム — RAID コントローラが取り付けられているシステムです。
メインフレーム、ワークステーション、およびクライアントシステムは、すべて
ホストシステムと見なすことができます。
ホットスペア — アイドル状態で電源がオンのスタンバイ物理ディスクで、
ディスクに障害が発生するとただちに代用できます。ユーザーデータは含まれて
いません。ホットスペアは単一の冗長仮想ディスク専用にすることも、コント
ローラによって制御されるすべての仮想ディスクのグローバルホットスペア
プールの一部とすることもできます。ディスクに障害が発生すると、PERC S110
アダプタが障害の発生した物理ディスクのデータを自動的に引き継ぎ、データを
ホットスペアに再構築します。データの再構築は、冗長性を持つ仮想ディスク
(RAID レベル 1、5、ま た は 10、RAID 0 は不可)からのみ行うことができ、ホッ
トスペアには十分な容量が必要です。ホットスペアがエンクロージャアフィニ
ティを持つように指定されている場合は、他のバックプレーン上の他の故障ディ
スクを再構築する前に、そのホットスペアが属しているバックプレーン上の故障
ディスクの再構築を試みます。
ホットスワップ
— システムの通常の動作中に、障害の発生した部品を交換す
ることです。
ミラーリング — 2 台の物理ディスクを使用し、1 台の物理ディスクに格納さ
れているデータの完全なコピーを 2 台目の物理ディスクに維持することで、完
全な冗長性を実現するプロセスです。1 台の物理ディスクに障害が発生しても、
もう 1 台の物理ディスクを使用してシステムの整合性を保全し、障害の発生し
た物理ディスクを再構築できます。