Users Guide
62 付録 A
専用ホットスペアは、任意の冗長仮想ディスクに割り当てることができ、
最大 4 個のホットスペアを仮想ディスクに割り当てることができます。
しかし仮想ディスクでのタスクの実行中には、専用ホットスペアを割り
当てることはできません。
グローバルホットスペアは、仮想ディスクが
PERC BIOS 設定 ユーティ
リティで作成されているときに割り当てることができます。グローバル
ホットスペアは、
Storage Management が使用されているときにはい
つでも追加できます。
専用ホットスペアに十分なスペースがあり、ディスク障害が発生した場
合、仮想ディスクのリビルドプロセスが自動的に開始されます。
専用ホットスペアの割り当ては、非冗長仮想ディスクには適用されません。
メモ:物理ディスクが Failed(障害あり)状態を報告する場合、または物
理ディスクに接続された SAS/SATA ケーブルまたは電源ケーブルが外され
た場合、仮想ディスクは Failed(障害あり)または Degraded(劣化)です。
多くの場合、専用ホットスペアはグローバルホットスペアよりも好まれ
ます。特に重要データでは、専用ホットスペアが好まれます。これは障
害が発生した場合、専用ホットスペアでは、仮想ディスク専用に割り当
てられたバックアップ物理ディスクを仮想ディスクが持つことが保証さ
れるからです。
詳細については、
33 ページの「ホットスペアの管理」 参照してください。
グローバルホットスペア
グローバルホットスペアは、すべての冗長仮想ディスクが使用できる
バックアップ物理ディスクです。特定の仮想ディスクに割り当てられる
(専用となる)ことはありません。
仮想ディスクは、グローバルホットスペアがまだ仮想ディスクの一部に
なっておらず、十分な使用可能容量を持っている限り、グローバルスペ
アディスクを使用してリビルドできるのが普通です。専用ホットスペア
とは違い、グローバルホットスペアはいつでも割り当てることができま
す。タスクが仮想ディスクで実行されているときも例外ではありません。
グローバルホットスペアに十分なスペースがあり、ディスク障害が発生
した場合、仮想ディスクのリビルドプロセスが自動的に開始されます。