Users Guide
トラブルシューティング 45
仮想ディスクが Degraded(劣化)ステータスから回復するには、障害
の発生した物理ディスクを交換した後、Dell OpenManage Server
Administrator Storage Management を使用して仮想ディスクをリビル
ドしなければなりません。再構築が完了すると、仮想ディスクのステー
タスは Degraded(劣化)から Ready(準備完了)に変わります。再構
築機能の詳細については、dell.com/support/manuals のデルサポート
サイトにある『Storage Management』を参照してください。
警告:障害発生状態の仮想ディスクの検知
この警告メッセージは、少なくとも 1 つの仮想ディスクが Failed(障害
あり)状態で、Pause if Failed(障害ありの場合は一時停止)が PERC
BIOS 設定 ユーティリティで ON(オン)に設定されている場合に表示
されます。
この警告が表示された後に次のメッセージが表示されます。
--- Press <Enter> to continue, or <Ctrl><R> to enter
setup ---
(
<Enter>
を押して続行するか、
<CTRL>
と
<R>
を押してセッ
トアップを起動します)
<Enter> を 押してオペレーティングシステムの起動を続行するか、
<Ctrl><R> を押して PERC BIOS 設定ユーティリティを起動し、Failed
(障害あり)仮想ディスクの原因を調べます。
メモ:起動仮想ディスクが Failed(障害あり)状態の場合、オペレーティ
ングシステムは起動しません。
原因を調べるには、次を確認します。
• 非冗長仮想ディスク内の 1 台または複数台の物理ディスクが故障し
ていないか確認します。故障している場合、データは損失していま
す。失われたデータをバックアップのストレージソースから復元し
ます。
• 冗長仮想ディスク内の 2 台以上の物理ディスクが故障していない
か確認します。故障している場合、データは損失しています。失わ
れたデータをバックアップのストレージソースから復元します。
メモ:RAID 10 の場合、各ミラーセット内で 1 台の物理ディスクが故障す
ると、冗長仮想ディスクは Degraded(劣化)ステータスになりますが、
データは失われません。ミラーセットのひとつで 2 台の物理ディスクが故
障すると、冗長仮想ディスクは Failed (障害あり)ステータスになり、デー
タが失われます。