Users Guide
44 トラブルシューティング
ただし、仮想ディスクのステータスが Degraded(劣化)または Failed
(障害あり)の場合、または Controller Options(コントローラオプ
ション)フィールド の特定のオプションが PERC BIOS 設定 ユーティリ
ティで以前変更されたことがある場合、起動シーケンス中に次の警告
メッセージが表示されます。その他の問題については、46 ページの
「BIOS に表示されるその他のエラー」を参照してください。
警告:劣化状態の仮想ディスクの検知
この警告メッセージは、少なくとも 1 つの仮想ディスクが Degraded
(劣化)状態で、Pause if Degraded(劣化の場合は一時停止)が PERC
BIOS 設定 ユーティリティで ON(オン)に設定されている場合に表示
されます。
この警告が表示された後に次のメッセージが表示されます。
--- Press <Enter> to continue, or <CTRL><R> to enter
setup ---
(
<Enter>
を押して続行するか、
<CTRL>
と
<R>
を押してセッ
トアップを起動します)
<Enter>
を押してオペレーティングシステムを起動順序で続行するか、
<CTRL><R>
を押して
PERC BIOS
設定ユーティリティを起動し、
Degraded
(劣化)仮想ディスクの原因を調べます。
原因を調べるには、次を確認します。
•
仮想ディスク内の物理ディスクが故障、またはオフラインになってい
るか。
Physical Disks
(物理ディスク)フィールドでステータスを確
認します。
Degraded
(劣化)ステータスは、仮想ディスクの
RAID
レベルと故障した物理ディスクの数に依存します。
– RAID 1 または RAID 5 の仮想ディスクの場合、1 台の物理ディ
スクが故障すると Degraded(劣化)ステータスになります。
– RAID 10 の仮想ディスクの場合、各ミラーセットで 1 台の物理
ディスクが故障すると、RAID 10 は Degraded(劣化)ステー
タスになります。同じミラーセット内で 2 台の物理ディスクが
故障すると、RAID 10 は Failed(障害あり)ステータスになり
ます。
• コントローラで障害が発生していないか(ファームウェアの障害ま
たはコンポーネントの故障)。故障したコントローラは、仮想ディ
スクが起動しない原因になります。