Users Guide
10 機能
RAID 1(ミラー)の片側で障害が発生した場合、ミラーのもう一方の側
の物理ディスクを使用してデータを再構築できます。
RAID 5 の 1 台の物理ディスクが故障した場合、パリティデータは残りの
物理ディスク上に存在します。このデータを使用して、ホットスペアとし
て設定された新しい交換用の物理ディスクにデータを復元できます。
RAID 10 の場合、1 台の物理ディスクが故障しても、仮想ディスクの機
能は失われず、故障していないミラーリングされた物理ディスクから
データが読み取られます。ミラーリングのセットごとに 1 台のディスク
が故障したとしても、その故障の仕方によっては機能が維持されます。
ミラーの再構築
RAID ミラー設定は、新しい物理ディスクが挿入され、その物理ディス
クをホットスペアに指定した後に再構築できます。システムを再起動す
る必要はありません。
オンライン容量拡張 / 再設定(OCE/ 再設定)
OCE/ 再設定とは、既存の仮想ディスクに対するストレージ容量の追加を
可能にするプロセスです。ほとんどの場合、追加のストレージ容量は、シ
ステムをオフラインにしなくても追加できます。しかし、新たな物理ディ
スクを追加しなければならない場合、そのシステムがホットスワップに対
応していなければ、システムの電源を切る必要があります。
OCE/ 再設定では、未使用のストレージを仮想ディスクに統合すること
で、仮想ディスクの総ストレージ容量を増やすことができます。
物理ディスクが追加される間(システムがホットスワップに対応してい
る場合)、および仮想ディスク上のデータが再分配されている間、データ
にアクセスできます。
ボリュームと RAID 1 の場合、OCE/ 再設定 は、すでに仮想ディスクに含
まれている物理ディスクの空き領域を使用することで、仮想ディスクを拡
張します。RAID 0、RAID 5、および RAID 10 の場合、物理ディスクを仮
想ディスクに追加することで、追加の容量が得られます。
物理ディスク(一般)
PERC S110
は、SATA HDD または SSD の物理ディスクを 4 台までサ
ポートしています。