Users Guide

機能 9
コマンドキューイング
コマンドキューイングとは、SATA 物理ディスクによって使用されるコ
マンドプロトコルであり、
PERC S110 によってサポートされています。
コマンドキューイングにより、ホストは、複数の入力 / 出力要求をディ
スクに同時に発行できます。その場合、それらのコマンドを処理する順
序は、最大のパフォーマンスが得られるようにディスクが決定します。
整合性チェック (CC)
整合性チェックは、フォールトトレラントの物理ディスクのミラーデー
タまたはパリティデータを検証および修正するバックグラウンド操作で
す。物理ディスクに対して定期的に整合性チェックを実行することをお
勧めします。
デフォルトでは、整合性チェックによってミラーまたはパリティの不整
合が修正されます。データが修正された後、ミラーセットのプライマリ
物理ディスク上のデータは正しいデータであると見なされ、そのミラー
セットのセカンダリ物理ディスクに書き込まれます。
整合性チェックは、
PERC S110 アダプタ ユーティリティでユーザーが
開始することはできませんしかし
Dell OpenManage Server
Administrator Storage Management
を使用した場合にはユーザが
整合性チェックを開始できます。
ディスクの初期化
物理ディスクの場合、コントローラが物理ディスクを使用できるようにす
るために、初期化によってメタデータが物理ディスクに書き込まれます。
フォールトトレランス
PERC S110
では、物理ディスクで障害が発生したときにデータが失われ
るのを防ぐために、次のフォールトトレランス機能を使用できます。
物理ディスクの障害検出(自動)
ホットスペアを使用した仮想ディスクの再構築(この機能用にホッ
トスペアが設定されている場合は自動)
パリティの生成とチェック(RAID 5 のみ)
システムを再起動せずに物理ディスクを手動で交換するホットス
ワップ(ホットスワップが可能なバックプレーンを持つシステムの
場合のみ)