Users Guide
付録 B 87
専用ホットスペアは、任意の冗長仮想ディスクに割り当てることができ、最大
4
個のホットスペアを仮想ディスクに割り当てることができます。しかし仮想ディ
スクでのタスクの実行中には、専用ホットスペアを割り当てることはできません。
グローバルホットスペアは、仮想ディスクが
PERC Virtual Disk Management
ユーティリティで作成されているときに割り当てることができます。グローバル
ホットスペアは、
Storage Management
が使用されているときにはいつでも追
加できます。
専用ホットスペアに十分なスペースがあり、ディスク障害が発生した場合、仮想
ディスクのリビルドプロセスが自動的に開始されます。
専用ホットスペアの割り当ては、非冗長仮想ディスクには適用されません。
メモ:物理ディスクが Failed(障害あり)状態を報告する場合、または物理ディ
スクに接続された
SAS/SATA ケーブルまたは電源ケーブルが外された場合、仮想
ディスクは
Failed(障害あり)または Degraded(劣化)です。
多くの場合、専用ホットスペアはグローバルホットスペアよりも好まれます。特
に重要データでは、専用ホットスペアが好まれます。これは障害が発生した場合、
専用ホットスペアでは、仮想ディスク専用に割り当てられたバックアップ物理
ディスクを仮想ディスクが持つことが保証されるからです。
詳細については、
55
ページの「グローバルホットスペアの管理」
参照してくだ
さい。
グローバルホットスペア
グローバルホットスペアは、すべての冗長仮想ディスクが使用できるバックアッ
プ物理ディスクです。特定の仮想ディスクに割り当てられる(専用となる)こと
はありません。
仮想ディスクは、グローバルホットスペアがまだ仮想ディスクの一部になってお
らず、十分な使用可能容量を持っている限り、グローバルスペアディスクを使用
してリビルドできるのが普通です。専用ホットスペアとは違い、グローバルホッ
トスペアはいつでも割り当てることができます。タスクが仮想ディスクで実行さ
れているときも例外ではありません。
グローバルホットスペアに十分なスペースがあり、ディスク障害が発生した場合、
仮想ディスクのリビルドプロセスが自動的に開始されます。