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付録 B 83
RAID 1
(ミラーリング)
1 台の物理ディスク上のデータ
を別のディスクにミラーリン
グし、基本的な冗長性を提供
します。
1 台の物理ディスクで障害が発
生した場合、データの
2 番目
のコピーが存在します。この
コピーを使用して、新しい、
交換用の物理ディスクにデー
タを復元することができます。
2 台の物理ディスクしか使用で
きず、データの整合性がスト
レージ容量よりも重要な場合に
役立ちます。
RAID 10
(ストライピングされた
ミラーセット)
ミラーリングセットとストラ
イピングセットを組み合わせ
ます。つまりデータは、物理
ディスクのミラーセットにま
たがってストライピングされ
ます。
RAID 10 では、複数の物理
ディスクの障害(ストライ
ピングされた各ミラーのうち
1
台までの物理ディスク)が許
容されます。
(ミラーセットあたり)
1 台の
物理ディスクで障害が発生し
た場合、データの
2 番目のコ
ピーが存在します。このコ
ピーを使用して、新しい、交
換用の物理ディスクにデータ
を復元することができます。
•
追加の物理ディスクがあるた
め、単純なミラーよりも優れ
たパフォーマンスを提供し
ます。
•
冗長性を提供するために、
RAID 0
の
2
倍のディスクス
ペースが必要です。
•
RAID 10
仮想ディスの物理
ディスクで障害が発生した場
合でも、仮想ディスクは動作
を続けます。データは、動作
しているミラーリングディス
クから読み取ります。
RAID 5
(パリティ付きストライ
ピング)
仮想ディスク内のすべの物理
ディスクにわたってデータお
よびパリティをストライピン
グします。パリティ情報は、
仮想ディスクわたって組み入
れられます。
1 台の物理ディスクで障害が発
生した場合、パリティデータ
は残りの物理ディスクに存在
します。このデータを使用し
て、新しい、交換用の物理
ディスクにデータを復元する
ことができます。
•
優れた読み取りパフォーマン
スおよび冗長性を提供し
ます。
•
冗長性を提供するために必要
となる追加の物理ディスク
は、
1
台のみです。
•
3
台以上の物理ディスクを備
えるシステムのほとんどは、
RAID 5
が最適な
RAID
レベ
ルです。
表 B-1. RAID レベルと特性 (続き)
RAID Level
主な特性 長所