Users Guide

22 機能
劣化状態の仮想ディス
クのブートサポート
劣化状態の冗長仮想ディスク(RAID 1RAID 5、または
RAID 10)からシステムをブートできます。
仮想ディスクのキャ
シュサポート
None(なし)Read Only(読み取り専用)Read/Write
(読み書き)のキャッシュオプションをサポートします。
PERC S100 アダプタまたは PERC S300 アダプタでは、
システムメモリの一部がキャッシュに使用されます。
チェックポインティング
再起動後に最後のポイントに復帰するために、さまざまなタイ
プのチェックポインティング(バックグラウンド初期化、整合
性チェック、およびリビルド)を使用できます。
システムの再起動後、バックグラウンドチェックポインティン
グにより、最新のチェックポイントに復帰します。
コマンドキューイング コマンドキューイングとは、SATA SAS 物理ディスクで使用
されるコマンドプロトコルであり、
PERC S100 アダプタと
PERC S300
アダプタでサポートされています。
コマンドキューイングにより、ホストは、複数の入力 / 出力要
求をディスクに同時に発行できます。その場合、それらのコマ
ンドを処理する順序は、最大のパフォーマンスが得られるよう
にディスクが決定します。
SATA
バージョンと
SAS
バージョンのコマンドキューイングは、
プロトコルおよび同時要求された複数トラフィックの処理方法
に若干の違いがありますが、最終的な目的は同じです。
整合性チェック(CC 整合性チェックは、フォールトトレラントの物理ディスクのミ
ラーデータまたはパリティデータを検証および修正するバック
グラウンド操作です。物理ディスクに対して定期的に整合性
チェックを実行することをお勧めします。
デフォルトでは、整合性チェックによってミラーまたはパリ
ティの不整合が修正されます。データが修正された後、ミラー
セットのプライマリ物理ディスク上のデータは、正しいデータ
であると見なされ、そのミラーセットのセカンダリ物理ディス
クに書き込まれます。
整合性チェックは、PERC Virtual Disk Management ユー
ティリティでユーザーが開始することはできません。しかし、
Dell OpenManage Server Administrator Storage
Management
を使用した場合にはユーザが整合性チェックを
開始できます。
ディスクの初期化 物理ディスクの場合、コントローラが物理ディスクを使用でき
るようにするために、初期化によってメタデータが物理ディス
クに書き込まれます。
3-1. PERC S100 コントローラおよび PERC S300 コントローラの機能 (続き)
RAID コントローラ機能 説明