Users Guide
トラブルシューティング 145
物理ディスクの 1 台が故
障状態になった後で、そ
の物理ディスクを再構築
する。
ホットスペアが設定されている場合、PERC H700 または
PERC H800
カードは、自動的にホットスペアの 1 台を使用
して、故障状態の物理ディスクの再構築を試みます。障害の
発生した物理ディスクを再構築するのに十分な容量を持つ
ホットスペアがない場合は、手動による再構築が必要です。
物理ディスクを再構築する前に、十分な容量を持つ物理ディ
スクをサブシステムに挿入する必要があります。
BIOS 設定
ユーティリティ
または
Dell OpenManage
ストレージ管理
アプリケーション
を使用して、個々の物理ディスクを手動で
再構築することができます。
単一の物理ディスクを再構築する手順については、
110 ペー
ジの「個別の物理ディスクの手動による再構築の実行」を参
照してください。
グローバルホットスペア
を使用して再構築を行う
途中で仮想ディスクに障
害が発生する。
グローバルホットスペアが
Hotspare(ホットスペア)状
態に戻り、仮想ディスクが
Failed(障害)状態になります。
専用ホットスペアを使用
して再構築を行う途中で
仮想ディスクに障害が発
生する。
専用ホットスペアが
Ready(準備完了)状態に戻り、仮想
ディスクが
Failed(障害)状態になります。
ホットスペアのある冗長
仮想ディスクでの再構築
プロセス中に、物理ディ
スクに障害が発生する。
再構築が完了すると、
アクセス不能
の物理ディスクの再構築
処理が自動的に開始されます。
物理ディスクの再構築に
予想以上に時間がかかる。
負荷が大きい状態では、物理ディスクの再構築にかかる時間
が長くなります。たとえば、ホストの
I/O 操作 5 回ごとに、
再構築の
I/O 操作が 1 回行われます。
ディスクグループ内の仮
想ディスクの再構築中に、
このディスクグループに
2
つ目の仮想ディスクを
追加できない。
ファームウェア上の制限により、仮想ディスクグループ内の
物理ディスクが再構築中の場合、ディスクグループ内の空き
容量を使用して仮想ディスクを作成することはできません。
表
9-4. 物理ディスクの障害と再構築に関連する問題 (続き)
問題 対応処置