Users Guide
メンバーの交換操作中にソースディスクに障害が発生する
問題: メンバーの交換操作中にソース ディスクに障害が発生し、ソースの物理ディスク エラーによってメンバー交
換操作が停止する。
考えられる原因 物理ディスク障害が発生しているか、物理ディスクが取り外されているか、接続が切断されています。
対応処置: 処置の必要はありません。仮想ディスクがディスク障害を許容でき、仮想ディスク内の他のディスクから
ソース データを使用できる場合は、他のディスクのデータを使用してターゲット ディスクで再構築が自動的
に開始されます。仮想ディスクが障害を許容できない場合は、仮想ディスクがオフライン状態になり、メン
バーの交換操作が停止します。
メンバーの交換操作中にターゲット ディスクに障害が発生する
問題: メンバーの交換操作中にターゲット ディスク障害が報告され、メンバーの交換操作が停止する。
考えられる原因 物理ディスク障害が発生しているか、物理ディスクが取り外されているか、接続が切断されています。
対応処置: ターゲット ドライブを交換または点検してメンバーの交換操作を再開するか、別のターゲット ドライブで操
作を実行してください。
メンバーの交換操作を実行する仮想ディスクで、メンバーのディスク障害
が報告されている
問題: メンバーの交換操作に含まれるソースおよびターゲットのドライブはオンラインであるものの、仮想ドライ
ブのメンバーである別のドライブで障害が報告されている。
考えられる原因 物理ディスク障害が発生しているか、物理ディスクが取り外されているか、接続が切断されています。
対応処置: 再構築は、ホットスペアが設定されている場合や、障害が発生したドライブを交換した場合に開始されま
す。メンバーの交換操作は、ソース仮想ディスクがドライブ障害を許容できる限り継続されます。ソース仮
想ディスクに障害が発生した場合は、メンバーの交換が停止します。それ以外の場合は、仮想ディスクが劣
化状態のままになります。
Linux
オペレーティング システムエラー
仮想ディスクポリシーがライトスルーとして見なされるエラーメッセージ
エラー: <Date:Time> <HostName> kernel: sdb: asking for cache data failed<Date:Time>
<HostName> kernel: sdb: assuming drive cache: write through
対応処置: エラー メッセージが表示されるのは、Linux Small Computer System Interface(SCSI)の中間レイヤーで物理
ディスク キャッシュの設定を求められた場合です。コントローラー ファームウェアでは、コントローラーお
よび仮想ディスクあたりの仮想ディスクのキャッシュ設定が管理され、ファームウェアがこのコマンドに応
答しないようにしています。Linux SCSI の中間レイヤーでは、仮想ディスクのキャッシュ ポリシーがライト
スルーであると見なされています。SDB は仮想ディスクのデバイス ノードです。この値は仮想ディスクご
とに変化します。
ライトスルーキャッシュに関する詳細は、「仮想ディスクの書き込みキャッシュポリシー」を参照してくださ
い。
このメッセージ以外に、通常のオペレーションでこの作動による影響はありません。仮想ディスクのキャッ
シュ ポリシーと I/O スループットは、このメッセージの影響を受けません。PERC SAS RAID システムのキャ
ッシュ ポリシー設定が変更されることはありません。
トラブルシューティング 75