Users Guide
仮想ディスク ポリシーの設定
手順
1. Dell PERC 11 設定ユーティリティーを起動します。「Dell PERC 11 設定ユーティリティーへのナビゲート 、p. 44」を参照してくだ
さい。
2. Main Menu > 仮想ディスク管理の順にクリックします。
RAID コントローラーに関連付けられているすべての仮想ディスクが表示されます。
3. 詳細 をクリックします。
仮想ディスクの次のポリシーを表示することができます。
表 13. 仮想ディスク ポリシー
オプション 説明
現在の書き込みキャッシュ 仮想ディスクの現在の書き込みキャッシュのポリシーを表示します。
デフォルトの書き込みキャッシュ 仮想ディスクの書き込みキャッシュのポリシーを選択できます。使用可
能なオプションは次のとおりです。
● ライト スルー
● ライト バック
● ライトバックの強制
読み取りキャッシュ ポリシー 仮想ディスクの読み取りキャッシュのポリシーを選択できます。使用可
能なオプションは次のとおりです。
● 先読みなし
● 先読み
ディスク キャッシュ 仮想ディスクのディスク キャッシュのポリシーを選択できます。使用可
能なオプションは次のとおりです。
● デフォルト(ディスクのデフォルト)
● 有効化
● 無効化
4. 変更の適用 をクリックします。
変更内容が正常に保存されます。
仮想ディスクの構成
仮想ディスクを構成する場合は、ワークロードを計画する必要があります。RAID 1 はシンプルな起動ディスク用、RAID 5 または 6
はファイルまたは Web サーバー(ファイルのシーケンシャルな読み取り/書き込み)用、RAID 10 はトランザクション データベース
(小さなランダム読み取りおよび書き込み)用です。
ハード ドライブ上に構成された仮想ディスクでは、ライト バックと先読みのコントローラーのデフォルト キャッシュ設定を使用す
る必要があります。
SSD 上に構成された仮想ディスクでは、ハード ドライブと同じコントローラーのデフォルト設定を使用できます。ほとんどのユー
ザーは、OS ファイルまたはデータ ベースのコピーを新しいアレイに対して実行します。この設定により、この構成で最適なパフ
ォーマンスが提供されます。
コピーが完了したら、SSD の数とタイプに応じてアレイを使用できます。コントローラーの書き込みキャッシュ ポリシーをライト
スルーに変更し、読み取りキャッシュ ポリシーを先読みなしに変更して、FastPath を有効にすることをお勧めします。FastPath
は、SSD の最適なランダム読み取り/ライト パフォーマンスを実現するために開発されています。
仮想ディスクのストライプ サイズより小さい IO ブロック サイズにのみ、FastPath を適用できます。また、仮想ディスク上でバッ
クグラウンド処理(再構築、初期化)が実行されていない必要があります。アクティブなバックグラウンド処理がある場合、FastPath
は無効になります。
メモ: RAID 50、および RAID 60 仮想ディスクは FastPath を使用できません。
メモ: 物理ディスク電力管理機能は FastPath 対応仮想ディスクに適用されません。
HII 設定ユーティリティーを使用した PERC 11 コントローラーの管理 55