Users Guide
ハードウェア ルート オブ トラスト
ハードウェア RoT(RoT)では、実行前にすべてのファームウェア コンポーネントを認証することで、信頼チェーンを構築します。
これにより、認証済みのファームウェアのみを実行して、フラッシュをすることができます。コントローラーは、最初のルート オ
ブ トラストを作成する内部起動 ROM(IBR)から起動されます。このプロセスにより、このルート オブ トラストを使用した後続
のソフトウェアとの信頼チェーンが認証および構築されます。
1 MB I/O
PERC 11 コントローラーでは、1 MB の I/O 機能がサポートされます。I/O フレームの容量が 1 MB を超える場合、I/O フレームは細か
く分割されます。
RAID 0 の自動設定
RAID 0 の自動設定機能では、準備完了状態にある各物理ディスク上に単一のドライブ RAID 0 が作成されます。詳細については、
RAID 0 の自動設定 、p. 45 を参照してください。
自動設定の作動
自動設定の作動により、再起動中およびホット インサート中に未構成ドライブが自動的に設定されます。設定に従って、未構成ド
ライブはオプションに基づき構成されます。ただし、構成済みドライブは影響を受けません。PERC 11 では、オフおよび RAID 非
対応設定がサポートされます。
表 2. 自動設定の作動の設定
設定 説明
オフ 自動設定の作動がオフになっています。
RAID 非対応 未構成ドライブは、起動中またはホット インサーション中に RAID 非対応ディスクとして構成されます。
すべての構成済みドライブはこの影響を受けません。
オフから RAID 非対応
ディスク
未構成ドライブは RAID 非対応ディスクに変換されます。すべての構成済みドライブはこの影響を受け
ません。
RAID 非対応ディスク
からオフ
未構成のドライブは、未構成の状態のままになります。すべての構成済みドライブはこの影響を受けま
せん。
ディスクのローミング
ディスク ローミングは、物理ディスクがひとつのケーブル接続またはバックプレーン スロットから同一コントローラー上の別の部
分に移動することです。コントローラーは自動的に再配置された物理ディスクを認識し、これらのディスクをディスク グループの
一部である仮想ディスクに論理的に配置します。物理ディスクが RAID 非対応ディスクとして設定されている場合、コントローラー
では再配置されたその物理ディスクを RAID 非対応ディスクとして認識します。
注意: システムの電源がオフになっている場合は、ディスク ローミングを実行することをお勧めします。
注意: RAID レベルの移行(RLM)またはオンライン容量拡張(OCE)中にディスクのローミングを試行しないでください。仮
想ディスクを損失する原因となります。
ディスクローミングの使用
このタスクについて
ディスクのローミングを使用するには、次の手順を実行します。
手順
1. システム、物理ディスク、エンクロージャ、およびシステムコンポーネントの電源をオフにします。
16 PowerEdge RAID コントローラー 11 の機能