Users Guide
考えられる原因 再構築中に、仮想ディスク内の 1 個または複数のディスクで障害または接続の切断が発生しています。
対応処置: 処置の必要はありません。専用ホット スペアがホット スペア状態で、サポートされている他の仮想ディスク
がある場合は、グローバル ホット スペアに変換されます。それ以外の場合は、専用ホット スペアが準備完
了状態に戻り、仮想ドライブは障害状態になります。
物理ディスクの再構築に長い時間がかかる
問題: 物理ディスクの再構築に予想以上に時間がかかります。
説明: 物理ディスクの再構築時間は、負荷が高いときに長くなります。 再構築 I/O 操作は、5 つのホスト I/O 動作
ごとに一つしかありません。
対応処置 可能な場合は、物理ディスクへの負荷を削減します。
SMART エラー
SMART はすべてのモーター、ヘッド、および物理ディスクのエレクトロニクスの内部パフォーマンスを監視し、予測可能な物理デ
ィスクの障害を検出します。
メモ: ハードウェア障害の可能性を示す SMART エラーの報告が表示される場所については、www.dell.com/openmanagemanuals
で Dell OpenManage ストレージ管理のマニュアルを参照してください。
冗長仮想ディスク内の物理ディスクで SMART エラーが検出される。
問題: 冗長仮想ディスクの物理ディスクで SMART エラーが検出されます。
対応処置: 次の手順を行ってください。
1. データをバックアップします。
2. 物理ディスクを強制的にオフラインにします。
メモ: ホットスペアがある場合は、ドライブが強制的にオフラインになった後、ホットスペアを使用
して再構築が開始されます。
3. そのディスクを同等以上の容量を持つ新しい物理ディスクと交換します。
4. メンバー交換操作を実行します。
メモ: Replace Member(メンバーの交換) 操作では、仮想ディスクのソース物理ディスクから、そ
の仮想ディスクの一部ではないターゲット物理ディスクにデータをコピーすることができます。
Replace Member(メンバーの交換) 機能については、「ホットスペアの設定 、p. 61」を参照してく
ださい。
非冗長仮想ディスク内の物理ディスクで SMART エラーが検出される。
問題: 非冗長仮想ディスクに使われている物理ディスクに SMART エラーが検出された。
対応処置: 次の手順を行ってください。
1. データをバックアップします。
2. メンバーの交換を使用するか、グローバルホット スペアを設定して、ディスクを自動的に交換します。
メモ: メンバー交換機能の詳細については、「ホットスペアの設定 、p. 61」を参照してください。
3. 対象の物理ディスクを同等以上の容量を持つ新しい物理ディスクと交換します。
4. バックアップから復元します。
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