Users Guide

ディスクローミングの使用
ディスクのローミングを使用するには、次の手順を実行します。
1. システム、物理ディスク、エンクロージャ、およびシステムコンポーネントの電源をオフにします。
2. 電源コードをシステムから外します。
3. 物理ディスクをバックプレーンまたはエンクロージャ上の希望する位置に移動します。
4. 安全性チェックを実行します。物理ディスクが正しく挿入されていることを確認します。
5. システムの電源を入れます。
コントローラによって、物理ディスク上の設定データから RAID 構成が検出されます。
Enhanced HBA モード
eHBA モード（Enhanced HBA モード）は、H740P、H745、および H745P MX カードで使用できる新しい動作モードです。eHBA は
次の機能を提供します。
● RAID レベル 0、1、10 の仮想ディスクを作成する。
● ホストに非 RAID ディスクを提供する。
● 仮想ディスクのデフォルト キャッシュ ポリシーを設定します。初期のデフォルトは、先読み有りのライトバックです。
● 仮想ディスクと非 RAID ディスクを有効な起動デバイスとして設定する。
● 次の時点で未構成のすべてのディスクを自動的に非 RAID に変換する。
○ システムの起動時
○ コントローラのリセット時
○ 未構成のディスクがホット挿入されたとき
メモ: Enhanced HBA モードでは、RAID 5、6、50、60 の仮想ディスクの作成またはインポートはサポートされていません。
メモ: 古いバージョンの OpenManage Storage Management および包括的組み込み型管理では、Enhanced HBA モードのコント
ローラーの管理はサポートされません。
メモ: Enhanced HBA モードでは、非 RAID ディスクは最初に昇順で列挙されますが、RAID ボリュームは降順で列挙されます。
詳細に関しては、該当するシステム管理マニュアルを参照してください。
表 2. eHBA モードが有効になっている PERC カード
特長 eHBA モード（H740P、H745、および H745P MX のみ）
RAID レベル 0、1、10
ホスト I/O コマンド キューの深さ 5120（H740P）
サポートされる最大 PD 数 最大（240）
4KB ドライブ 有
ライト バック キャッシュ 有（VD のみ）
SED サポート 有。ローカル キー管理
バッテリのメンテナンス 有
巡回読み取り 有（VD のみ）
コントローラーとバッテリーの診断 有
FastPath
FastPath は、ソリッド ステート ドライブ（SSD）での高速の毎秒 I/O（IOPS）を実現することで、アプリケーション パフォーマン
スを改善する機能です。Dell PERC 10 シリーズは、FastPath をサポートしています。
仮想ディスクで FastPath を有効にするには、RAID コントローラーのキャッシュ ポリシーをライトスルーおよび先読みなしに設定し
ます。これにより、FastPath はコマンド（読み取り/書き込み）、I/O サイズ、および RAID タイプに基づいて、コントローラー経由
で適切なデータ パスを使用できるようになります。
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