Users Guide

セキュアな外部構成のインポートの失敗には、2 つのシナリオがあります。
パスフレーズ認証に失敗現在のコントローラセキュリティキーとは別のキーでセキュア化された
仮想ディスクは、セキュア化した際に使用したオリジナルのパスフレーズで認証しなければインポー
トできません。セキュア化された外部構成をインポートするには、正しいパスフレーズを入力しま
す。パスフレーズをなくしたり忘れた場合は、正しいパスフレーズが入力されるか、インスタントセ
キュア削除されるまで、セキュア化された外部ディスクはロックされたまま(アクセス不可)となり
ます。
正しいパスフレーズ入力後もセキュア仮想ディスクがオフライン仮想ディスクに障害が発生して
いる理由を判断し、問題を解決する必要があります。トピック「トラブルシューティングを参照し
てください。
非自己暗号化ドライブ(非 SED)の選択または設定の失敗
仮想ディスクは、作成時の設定方法に応じてセキュアまたは非セキュアのどちらかになります。セキュア仮
想ディスクを作成するには、コントローラにセキュリティキーがあり、
SED のみで構成されている必要があ
ります。非 SED を選択、または設定するには、非セキュア仮想ディスクを作成する必要があります。非セキ
ュアディスクは、セキュリティキーがある場合でも作成できます。
セキュア仮想ディスクオプションを選択
し、
新規仮想ディスクの作成メニューで いいえを選択します。非セキュア仮想ディスクに関する作成方法の
詳細手順は、トピック「仮想ディスクの作成」を参照してください。
セキュリティキー削除の失敗
セキュリティキーは、セキュリティが有効になっているコンポーネントへのアクセスのロック、またはアン
ロックのために使用されます。このキーはデータの実際の暗号化には活用されません。セキュリティキーが
存在する場合、セキュアな仮想ディスクとセキュアではない仮想ディスクの両方が存在する可能性がありま
す。
セキュリティキーを削除するには、以前設定したセキュリティキーがコントローラに存在する必要があり、
設定済みのセキュアなディスクが存在することはできません。セキュアなディスクが存在する場合、それら
を取り外すか削除します。
物理ディスクでのインスタントセキュア削除の失敗
インスタントセキュア削除は、暗号化対応物理ディスク上の全データを安全かつ永続的に削除し、セキュリ
ティ属性をリセットするプロセスです。パスフレーズを忘れたり紛失した、または以前ロックされていたデ
ィスクをアンロックするといった状況で外部構成を削除するなど、いくつかのシナリオで使用されます。
インスタントセキュア削除は暗号化対応のディスクでのみ実行できますが、ディスクがホットスペアである、
および構成されている
(仮想ディスクの一部)場合は削除できません。条件を満たすことを確認し、トピッ
ク「インスタントセキュア削除」を参照してください。
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