Users Guide

メンバー交換機能とリビルドは、RAID 6 仮想ディスクで同時に実行できません。リビルド操作のほう
が優先度が高いため、リビルドが始まるとメンバー交換操作は中止されます。
バックグラウンド初期化の停止
バックグラウンド初期化BGIは、パリティを作成して書き込む自動操作です。BGI RAID 0 仮想ディスク
では実行されません。特定の条件下では、進行中の BGI を中止すると BIOS 設定ユーティリティ<Ctrl> <R>
にメッセージが表示されます。BGI が進行中で、次のいずれかのアクションを開始すると、アラートメッセ
ージが表示されます。
仮想ディスクの完全初期化
仮想ディスクの高速初期化
仮想ディスクの整合性チェック
次のアラートメッセージが表示されます。
仮想ディスクはバックグラウンド初期化中です。動作を中止して、代わりに<完全初期化/高速初期化/整合
性チェック>を実行しますか?
BGI を中止して要求された操作を開始する場合は はい を、そのまま BGI を続行する場合は いいえ をクリック
します。
個別の物理ディスクの手動による再構築の実行
注意: 物理ディスクが、複数の仮想ディスクから成るディスクグループのメンバーであり、再構築処理の
進行中に仮想ディスクの 1 つが削除された場合、この再構築処理は停止します。この場合、ストレージ
管理アプリケーションを使用して再構築処理を手動で再開できます。このような干渉を回避するため、
再構築が完了するまで仮想ディスクの削除は行わないようにしてください。
障害が発生した 1 台の物理ディスクを手動で再構築するには、次の手順を実行します。
1. <Ctrl><N> を押して物理ディスクの管理画面を表示します。
物理ディスクのリストが表示されます。各ディスクのステータスは状態の下に表示されます。
2.
下矢印キーを押して、障害が発生している物理ディスクをハイライト表示します。
3. <F2> を押して、使用可能な操作のメニューを表示します。
メニューの一番上にある 再構築オプションがハイライト表示されています。
4.
右矢印キーを押して再構築のオプションを表示し、スタートを選択します。
5. 再構築の開始後に前のメニューを表示するには、<Esc>を押します。
メモ: 手動での再構築は仮想ディスクの管理画面からでも行うことができます。矢印キーで物理デ
ィスクをハイライト表示し、<F2> を押します。表示されたメニューから再構築オプションを選択し
ます。
コントローラ管理
起動サポートの有効化
メモ: お使いのシステムのマニュアルを参照し、システム BIOS で正しい起動順序が選択されていること
を確認してください。
複数のコントローラがある環境では、複数のコントローラで BIOS を有効にできます。ただし、特定のコント
ローラから起動する場合は、そのコントローラで BIOS を有効にし、他のコントローラでは無効にしておく必
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