Users Guide
86 RAID の設定と管理
専用ホットスペアの管理
専用ホットスペアを使用して、そのホットスペアが属している選択されたディス
クグループ内に限り、故障した物理ディスクを自動的に置き換えることができます。
専用ホットスペアは、グローバルホットスペアが使用される前に使用されます。
専用ホットスペアは
VD Mgmt
(仮想ディスクの管理)画面で作成または削除で
きます。
専用ホットスペアを作成または削除するには、以下の手順を実行します。
1
VD Mgmt
(仮想ディスクの管理)画面で
Disk Group #
(ディスクグ
ループ番号)を選択し、
<F2>
を押して使用可能なアクションのメニューを
表示します。
使用可能なメニューオプションが表示されます。
2
Manage Ded. HS
(専用ホットスペアの管理)を選択し、
<Enter>
を押
します。
現在の専用ホットスペアと、専用ホットスペアの作成に使用できる物理ディ
スクのリストが、画面に表示されます。現在の専用ホットスペアの横には
X
が表示されています。
メモ : ユーティリティでは、ドライブテクノロジが同じで容量が同等または
上回っているディスクのみが専用ホットスペアとして選択できるようになっ
ています。
3
専用ホットスペアを作成するには、下矢印キーを押して使用可能な物理ディ
スクをハイライト表示し、スペースバーを押してそのディスクを選択します。
作成する各専用ホットスペアについて、この手順を実行します。
選択した物理ディスクの横に
X
が表示されます。
4
専用ホットスペアを削除するには、下矢印キーを押して現在のホットスペア
をハイライト表示し、スペースバーを押してそのディスクの選択を解除し
ます。削除する各専用ホットスペアについて、この手順を実行します。
5
<Enter>
を押して変更内容を確定します。
VD Mgmt
(仮想ディスクの管理)画面の
Hot spares
(ホットスペア)
の見出しの下に、更新されたホットスペアのリストが表示されます。
メモ : グローバルホットスペアまたは専用ホットスペアが取り外され、再度
挿入された場合は、
ホットスペアのステータスが回復します。
メモ : 専用ホットスペアの削除、再挿入、インポートを行った場合は、異種
構成のインポートが完了すると、物理ディスクはグローバルホットスペアに
変わります。