Users Guide
28 PERC 6 および CERC 6i コントローラについて
メモ : 詳細に関しては、OpenManage ストレージ管理アプリケーションを参照し
てください。
学習サイクルの放電段階では、
PERC 6
のバッテリチャージャーは無効になって
おり、バッテリが放電されるまで無効のままです。放電が完了すると、
チャージャーは再び有効になります。
仮想ディスクの書き込みキャッシュポリシー
仮想ディスクの書き込みキャッシュポリシーによって、コントローラがその仮想
ディスクへの書き込みをどのように処理するかが決定します。書き込みキャッ
シュポリシーには、
ライトバック
と
ライトスルー
があり、仮想ディスクごとに
設定できます。
ライトバックおよび ライトスルー
ライトスルー
キャッシュでは、ディスクサブシステムがトランザクションの全デー
タを受信したときに、コントローラがデータ転送完了信号をホストシステムに送信
します。
ライトバック
キャッシュでは、コントローラのキャッシュがトランザクションです
べてのデータを受信したときに、コントローラがデータ転送完了信号をホストに送
信します。コントローラは次に、バックグラウンドでキャッシュデータをストレー
ジデバイスに書き込みます。
ライトバック
キャッシュを使用する際のリスクは、ストレージデバイスにキャッ
シュデータが書き込まれる前に電源に障害が発生すると、キャッシュデータが失
われる恐れがあることです。選択した
PERC 6
コントローラに
BBU
を使用すれ
ば、このリスクを低減できます。どのコントローラが
BBU
をサポートしているか
については、表
2-1
を参照してください。
ライトバック
キャッシュは、
ライトスルー
キャッシュよりもパフォーマンスで優
れています。
メモ :
仮想ディスクのキャッシュ設定のデフォルトは
ライトバック
キャッシュです。
メモ : 一部のデータパターンや構成では、ライトスルー キャッシュポリシーを使用
した場合の方が優れたパフォーマンスを示すことがあります。
ライトバックが用いられる状況
ライトバック
は、バッテリが取り付けられていてバッテリの状態が良好であるす
べての状況で使用されます。
ライトスルーが用いられる状況
ライトスルー
は、バッテリがないか、または充電が低下しているすべての状況で
使用されます。充電が低下している状態とは、停電の場合にバッテリが少なくと
も
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時間データを維持することができない状況を指します。