Users Guide

PERC 6 および CERC 6i コントローラについて 23
フル初期化の実行中は、ホストは仮想ディスクにアクセスできません。仮想ディ
スクに対するフル初期化を開始するには、
Dell OpenManage
ストレージ管理
アプリケーションの
Slow Initialize
(低速初期化)オプションを使用します。
BIOS
設定ユーティリティを使用したフル初期化の実行については、
80
ページの
「仮想ディスクの初期化」を参照してください。
メモ : フル初期化中にシステムを起動すると、作は中止され、その仮想ディス
クに対して
BGI 開始されます。
仮想ディスクの高速初期化
仮想ディスクの高速初期化を行うと、その仮想ディスクの最初と最後の
8 MB
上書きされ、ブートレコードまたはパーティション情報がすべて消去されます。
操作は
2
3
秒で完了します。仮想ディスクを再作成するときは、高速初期化を
お勧めします。
BIOS
設定ユーティリティを使用した高速初期化の実行については、
80
ページの「仮想ディスクの初期化」を参照してください。
整合性チェック
整合性チェックは、フォールトトレランスの仮想ディスクのミラーデータまたは
パリティデータを検証および修正するバックグラウンド操作です。仮想ディスク
に対して定期的に整合性チェックを実行することをお勧めします。
整合性チェックは、
BIOS
設定ユーティリティまたは
OpenManage
ストレージ
管理アプリケーションを使用して手動で開始できます。
BIOS
設定ユーティリティ
を使用して整合性チェックを開始する方法については、
80
ページの「データ整合
性のチェック」を参照してください。
OpenManage
ストレージ管理アプリケー
ションでは、仮想ディスクに対する整合性チェックの実行スケジュールを設定で
きます。
デフォルトでは、整合性チェックによってミラーまたはパリティの不整合が自動
的に修正されます。ただし、
Dell™ OpenManage™
ストレージ管理を使用して、
コントローラに対して
Abort Consistency Check on Error
(エラー時に整
合性チェックを中止する)機能を有効にできます。
Abort Consistency
Check on Error
(エラー時に整合性チェックを中止する)設定を有効にすると、
整合性チェックによって不整合が検出されたことは通知されますが、エラーは自
動修正されずにチェック操作が中止されます。
ディスクのローミング
PERC 6
および
CERC 6/i
アダプタでは、物理ディスクを
1
つのケーブル接続また
はバックプレーンスロットから、同じコントローラ上の別のケーブル接続または
バックプレーンスロットに移動できます。コントローラは、位置が変更された物
理ディスクを自動的に認識し、ディスクグループの一部である適切な仮想ディス
ク内に論理的に配置します。ディスクのローミングは、システムがシャットダウン
されているときにのみ実行できます。