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用語集 135
す
ストライピング
ディスクストライピングでは、仮想ディスク内のすべての物理ディスクにまたがっ
てデータが書き込まれます。各ストライプは、連続パターンを使用して、固定サイ
ズのユニットで仮想ディスク内の各物理ディスクにマッピングされる連続した仮想
ディスクデータのアドレスで構成されています。たとえば、仮想ディスクに
5
台の
物理ディスクが含まれている場合、ストライプは、どの物理ディスクにも一度だけ
アクセスして、物理ディスク
1
~
5
にデータを書き込みます。ストライプに使用さ
れる物理ディスク内の容量は、各ディスクとも同じです。物理ディスク上のストラ
イプの部分が、ストライプエレメント
です。
ストライピングは、それだけではデー
タの冗長性を実現できません。ストライピングとパリティを組み合わせることで
データの冗長性が実現されます。
ストライプエレメント
単一の物理ディスク上にあるストライプの部分。「ストライピング」も参照してく
ださい。
ストライプエレメントのサイズ
パリティディスクを除くストライプによって使用されている総ディスクスペース。
たとえば、たとえば、
64 KB
のディスクスペースを持ち、各ディスクに
16 KB
の
データを格納しているストライプの場合、ストライプエレメントのサイズは
16 KB
で、ストライプのサイズは
64 KB
です。
スパン
ネストされた
RAID
レベル(
RAID 10
、
50
、
60
など)を、基本的な
RAID
レベル、
または単一の
RAID
レベルの複数の組み合わせから構成する方法です。
たとえば、
RAID 10
は複数の
RAID 1
アレイの組み合わせで構成され、各
RAID 1
の組み合
わせがスパンと見なされます。データは、
RAID 1
スパンにまたがってストライ
プされ(
RAID 0
)、
RAID 10
仮想ディスクが作成されます。
RAID 5
または
RAID 6
の複数の組み合わせをストライピングによって結合できる
RAID 50
およ
び
60
についても同様です。通常、スパニングは、これらのネストされた
3
つの
RAID
レベルを参照する場合に使用されます。
スペア
物理ディスクに障害が発生した場合、、その物理ディスクに取って代わることので
きる物理ディスク。