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128 用語集
R
RAID
Redundant Array of Independent Disks
(従来は
Redundant Array of
Inexpensive Disks
)。複数の独立した物理ディスクによるアレイで、組み合わせ
て管理することにより、
1
台の物理ディスクを使用した場合を上回る信頼性
/
パ
フォーマンスが実現できます。仮想ディスクは、オペレーティングシステムでは
1
台のストレージユニットとして認識されます。同時に複数のディスクにアクセ
スできるため、
I/O
が高速化されます。冗長
RAID
レベルには
RAID
レベル
1
、
5
、
6
、
10
、
50
、および
60
があり、各レベルでデータを保護します。
RAID 管理ユーティリティ
RAID
管理ユーティリティは、物理ディスクでディスクグループや仮想ディスク
を構成するために使用します。
BIOS
設定ユーティリティは
Ctrl-R
とも呼ばれ
ます。コントローラにオペレーティングシステムがまだインストールされていな
い場合は、
BIOS
設定ユーティリティを使用します。
BIOS
設定ユーティリティ
は、コントロールと呼ばれる要素に基づいて構築されています。各コントロール
が
1
つの機能を実行します。物理ディスクと仮想ディスクの設定に使用できる手
順もこの機能の
1
つです。
Dell OpenManage™
ストレージ管理によるディスクの設定は、オペレーティン
グシステムのインストール後に行われます。対応するすべての
RAID
および
RAID
以外のコントローラとエンクロージャについて、コントローラ
BIOS
ユー
ティリティを使用せず、単一のグラフィカルインタフェースまたはコマンドライン
インタフェースから、コントローラおよびエンクロージャ機能を実行できます。
SAS RAID Storage Manager
は、
PERC 6
コントローラ、バッテリバックアッ
プユニット、およびシステム上で実行されているその他のデバイスの設定、監視、
メンテナンスに使用できます。
RAID レベルの移行
RAID
レベルの移行(
RLM
)により、
RAID
レベルが変更されます。
RLM
は、最
適な
RAID
レベルに切り替えるために行います。
RLM
はシステムの実行中に行う
ことができ、再起動も不要です。そのため、ダウンタイムも発生せず、データは
常に利用可能です。
RAID レベル
ホスト環境にデータの高可用性と高いパフォーマンス特性を実現するためにディ
スクグループに適用される一連の技術。各仮想ディスクにいずれかの
RAID
レベ
ルを割り当てる必要があります。