Users Guide
80 トラブルシューティング
複数のディスクが同時
にアクセス不能になり、
その後物理ディスクを
リビルドする。
1
つのアレイ内で複数の物理ディスクにエラーが発生した場合、通常はケーブ
ル配線または接続の不具合が原因であり、データが失われるおそれがあります。
複数の物理ディスクが同時にアクセス不能になった場合でも、物理ディスク
を回復することは可能です。
仮想ディスクを回復するには、以下の手順を実
行します。
1
システムの電源を切ってケーブルの接続をチェックし、物理ディスクを装着
しなおします。
静電気障害を防ぐために、安全上の注意に従ってください。
すべてのドライブがエンクロージャ内にあることを確認します。
2
システムの電源を入れ、
CTRL-R
ユーティリティを起動して異種構成をイン
ポートします。
仮想ディスクが冗長で、
オフライン
になる前に
劣化
状態に変化すると、構成
がインポートされた後にリビルド処理が自動的に開始します。
ケーブルが抜
かれたり停電が発生したりしたために仮想ディスクが直接
オフライン
になっ
た場合、仮想ディスクは
最適
状態でインポート
され、リビルド処理は行わ
れません。
BIOS
設定ユーティリティまたは
Dell OpenManage Storage Management
アプリケーションを使用すると、複数の物理ディスクを手動でリビルドでき
ます。
単一の物理ディスクをリビルドする手順については、
51
ページの「
RAID
構成と
RAID
管理」の
73
ページの「個々の物理ディスクの手動によるリビルドの実行」
を参照してください。
グローバルホットスペ
アを使用してリビルド
を行う途中で仮想ディ
スクに障害が発生する。
グローバルホットスペアが
HOTSPARE
(ホットスペア)状態に戻り、仮想ディ
スクは
FAIL
(障害)状態になります。
専用ホットスペアを使
用してリビルドを行う
途中で仮想ディスクに
障害が発生する。
専用ホットスペアが
READY
(レディ)状態になり、仮想ディスクは
FAIL
(障害)
状態になります。
ホットスペアのある冗
長仮想ディスクでの再
構築処理中に、物理ディ
スクがアクセス不能になる。
再構築が完了すると、アクセス不能の物理ディスクのリビルド処理が自動的に
開始されます。
物理ディスクのリビル
ドに予想以上に時間が
かかる。
負荷が大きい状態では、物理ディスクのリビルドにかかる時間が長くなります。
たとえば、ホストの
I/O
操作
5
回ごとに、リビルドの入出力(
I/O
)操作が
1
回行
われます。
表 6-3 物理ディスクの障害とリビルドに関連する問題
問題 推奨されるソリューション
Chapter6_Troubleshooting.fm Page 80 Friday, February 16, 2007 10:56 AM










