Users Guide
72 RAID 構成と RAID 管理
データの一貫性のチェック
設定ユーティリティで
Consistency Check
(コンシステンシーチェック)オプションを選択し、
RAID
レベル
1
、
5
、
10
、および
50
を使用する仮想ディスクの冗長データを検証します
(
RAID 0
にはデータの冗長性はありません)。
メモ: デルでは、少なくとも月に一度は冗長アレイにデータの一貫性のチェックをかけることをお勧
めします。 それにより、不良ブロックの検出と自動交換が可能になります。 障害の発生した物理ディス
クのリビルド中に不良ブロックが検出されると、深刻な問題となります。システムには、データの復
元を行う冗長性がないからです。
メモ: データの一貫性チェックを実行した後は、システムの再起動に時間がかかります。
Consistency Check
(コンシステンシーチェック)は以下の手順で行います。
1
<Ctrl><N>
を押して
VD Mgmt
(仮想ディスクの管理)メニュー画面にアクセスします。
2
下矢印キーを押して、
Virtual Disk #
(仮想ディスク番号)をハイライト表示します。
3
<F2>
を押して、使用可能な操作のメニューを表示します。
4
下矢印キーを押して
Consistency Check(コンシステンシーチェック)を選択します。
5 右矢印キーを押して、使用可能な操作のメニューである Start(スタート)と Stop(停止)
を表示します。
6
Start
(スタート)を選択し、
<Enter>
を押して
Consistency Check
(コンシステンシー
チェック)を実行します。
Consistency Check
(コンシステンシーチェック)が実行され、仮想ディスクの冗長デー
タが検証されます。
7 Consistency Check
(コンシステンシーチェック)の開始後に前のメニューを表示するには、
<Esc>
を押します。
バックグラウンド初期化の停止
バックグラウンド初期化はメディアエラーの自動チェックであり、その過程でパリティが作成され、
書き込まれます。
BGI
は、
RAID 0
の仮想ディスク上では実行されません。
状況によっては、進行中の
BGI
を停止するかどうかを
Ctrl-R
が尋ねてくる場合があります。
BGI
の進行中に次のいずれかの操作
を開始すると、警告メッセージが表示されます。
•
仮想ディスクのフル初期化
•
仮想ディスクのクイック初期化
•
仮想ディスクのコンシステンシーチェック
次の警告メッセージが表示されます。
The virtual disk is undergoing a background
initialization process. Would you like to stop the operation and proceed
with the <full initialization/quick initialization/consistency check>
instead?
(仮想ディスクはバックグラウンド初期化の処理中です。操作を中止して、代わりに
<
フル初期化
/
クイック初期化
/
コンシステンシーチェック
>
を実行しますか
?
)
BGI
を中止して要求された操作を開始する場合は
Yes
(はい)を、そのまま
BGI
を続行する場合は
No
(いいえ)をクリックします。










