Users Guide
32 ハードウェアの取り付けと構成
コントローラ間での TBBU の移動
TBBU
は、キャッシュデータが存在する状況で電源ユニットに予期しない中断が発生した場合に、
最大
72
時間までメモリモジュールに無停電電源を供給します。
電源障害のためにコントローラが
故障した場合は、
TBBU
を新しいコントローラに移動してデータを復旧することができます。
故障
したコントローラに取って代わるコントローラは、以前に設定が行われていないものを使用してく
ださい。
警告: システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、トレーニングを受けたサービ
ス技術者のみが行ってください。 安全上の注意、コンピュータ内部の作業、および静電気障害への対
処の詳細については、手順を実行する前に『製品情報ガイド』を参照してください。
故障したコントローラを交換して
TBBU
内のデータを復元するには、次の手順を実行します。
1
システムの電源を切り、物理ディスクを取り外します。
2
TBBU
が現在取り付けられているコントローラをシステムから取り外します。
3
TBBU
をコントローラから取り外します。
4
TBBU
を新しいコントローラに挿入します。
29
ページの「
PERC 5/E
用の
TBBU
の取り付け」を参照してください。
5
新しいコントローラをシステムに挿入します。
コントローラの取り付けについては、
27
ページの「
PERC 5/E
アダプタの取り付け」で該当す
るセクションを参照してください。
6
システムの電源を入れます。
コントローラがキャッシュデータを仮想ディスクにフラッシュします。
PERC 5/E アダプタの取り外し
本項では、
PERC 5/E
をシステムから取り外す方法について説明します。
メモ:
システム稼働中に
SAS
ケーブルを誤って抜いてしまった場合は、ケーブルを接続しなおした上で、
ストレージ管理アプリケーションのオンラインヘルプで必要なリカバリ手順を参照してください。
1
PERC 5/E
が取り付けられているシステム、および接続されているストレージエンクロージャが
あればそれらを含めて、制御されたシャットダウンを実行します。
2
システムを電源コンセントから外し、システムのカバーを取り外します。
警告:
システムカバーを取り付けずにシステムを使用すると、過熱で故障するおそれがあります。
メモ: システムカバーの取り外しと取り付けの詳細については、システムに付属の『ハードウェ
アオーナーズマニュアル』を参照してください。
3
システム内で
PERC 5/E
の位置を確認し、
PERC 5/E
から外付けケーブルを外します。
4
PERC 5/E
をシステムに固定しているブラケットのネジなど、固定しているものがあればすべて
取り外し、コントローラをシステムの
PCI-E
スロットから静かに持ち上げます。
図
3-5
を参照
してください。










