Users Guide
112 用語集
ホットスペア
アイドル状態で電源がオンのスタンバイ物理
ディスクで、使用中のディスクに障害が発生す
ると直ちに代用できます。ユーザーデータは一
切含まれていません。ホットスペアは単一の冗
長仮想ディスク専用にすることも、コントロー
ラによって制御されるすべての仮想ディスクの
グローバルホットスペアプールの一部とするこ
ともできます。
ディスクに障害が発生すると、コントローラの
ファームウェアが、障害の発生した物理ディス
クのデータを自動的に引き継ぎ、データをホッ
トスペアにリビルドします。データのリビルド
は、冗長性を持つ仮想ディスク(
RAID
レベル
1
、
5
、
10
、または
50; RAID 0
は不可)からのみ
行うことができ、ホットスペアに十分な容量が
必要です。
ホットスワップ
システムの通常の動作中に、障害の発生したコ
ンポーネントを交換すること。
マルチビット ECC エラー
ECC
エラーはメモリ内で発生するエラーで、
キャッシュデータを壊す場合があります。壊れた
キャッシュデータは破棄しなければなりません。
ECC
ダブルビットエラーの場合は、データが壊れ
たり失われたりするので深刻です。ダブルビット
ECC
エラーが発生した場合は、デルテクニカルサ
ポートにご連絡ください。
ミラーリング
2
台の物理ディスクを使用し、
1
台の物理ディ
スクに格納されているデータの完全なコピーを
2
台目の物理ディスクに維持することで、完全な
冗長性を実現するプロセスです。
1
台の物理ディ
スクに障害が発生しても、もう
1
台の物理ディ
スクを使用してシステムを保全し、障害の発生
した物理ディスクをリビルドできます。
ら
ライトスルー
ライトスルーキャッシュモードでは、ディスク
サブシステムがすべてのデータを受信し、ディ
スクへの書き込みトランザクションを完了した
時に、コントローラがデータ転送完了信号をホ
ストに送信します。
ライトバック
ライトバックキャッシュモードでは、コント
ローラのキャッシュがディスク書き込みトラン
ザクションですべてのデータを受信した時に、
コントローラがデータ転送完了信号をホストに
送信します。データは、コントローラによって
設定されたポリシーに従って、ディスクサブ
システムに書き込まれます。これらのポリシー
には、ダーティー
/
クリーンキャッシュライン
の量、利用可能なキャッシュラインの数、前回
のキャッシュフラッシュからの経過時間などが
含まれます。
リビルド
物理ディスクに障害が発生した後に、冗長仮
想ディスク
RAID
レベル
1
、
5
、
10
、または
50
内の交換用ディスクに全データを再生成する
操作。通常、ディスクのリビルドは、対象とな
る仮想ディスクの通常の動作を妨げずに行われ
ますが、ディスクサブシステムでパフォーマン
スがやや低下する場合もあります。
リビルド率
リビルドに割り当てられている
CPU
リソースの
パーセンテージ。










