Owners Manual
● [Y] を押して、サービスタグ、ライセンス、および診断情報を復元します。
● [N] を押して、Dell Lifecycle Controller ベースのリストアオプションに移動します。
● <F10> を押して、前に作成した Hardware Server Profile(ハードウェアサーバープロファイル)からデータを復元します。
復元プロセスが完了したら、BIOS はシステムの設定データの復元を促すプロンプトを表示します。
3. 次のいずれかの手順を実行します。
● [Y] を押して、システムの設定データを復元します。
● [N] を押して、デフォルトの構成設定を使用します。
復元プロセスが完了すると、システムが再起動します。
Trusted Platform Module
TPM(Trusted Platform Module)は、暗号形式キーをデバイスに統合することによってハードウェアをセキュアにするために設計さ
れた専用のマイクロプロセッサーです。ソフトウェアは TPM を使用してハードウェア デバイスを認証することができます。各
TPM チップには TPM の製造時に固有のシークレット RSA キーが組み込まれており、プラットフォーム認証操作を実行することが
できます。
この項では、TPM の取り付けと、BitLocker ユーザーおよびインテル TXT ユーザー向け TPM の初期化に関する情報を提供します。
Trusted Platform Module のアップグレード
前提条件
1. 「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラインに従ってください。
2. 「スレッド内部の作業を始める前に」の項に記載された手順に従ってください。
3. PEM を取り外します。
メモ:
● お使いのオペレーティングシステムがインストールされている TPM モジュールのバージョンをサポートしていることを確
認します。
● お使いのシステムに最新の BIOS ファームウェアがダウンロードされインストールされていることを確認してください。
● BIOS が UEFI 起動を有効にするように設定されていることを確認してください。
このタスクについて
注意: 暗号化キーと共に TPM(Trusted Platform Module)を使用している場合は、プログラムまたはシステムのセットアッ
プ中にリカバリ キーの作成を求められることがあります。お客様と連携して、このリカバリ キーを作成して安全な場所に保管
するようにしてください。このシステム基板を交換すると、ハード ドライブ上の暗号化データにアクセスするためには、シス
テムまたはプログラムを再起動する時に、リカバリ キーを入力する必要があります。
注意: TPM プラグインモジュールは取り付け後、その特定のシステム基板に暗号バインドされます。取り付け済みの TPM プ
ラグ イン モジュールを取り外した場合、暗号バインドが壊れるため、取り外した TPM を再度取り付けたり別のシステム基板
へ取り付けたりすることができなくなります。
TPM の取り外し
手順
1. システム基板の TPM コネクタの位置を確認します。
TPM コネクタの位置を確認するには、「システム基板のジャンパとコネクタ」の項を参照してください。
2. モジュールを押し下げたまま、TPM 2.0 モジュールに同梱の安全トルクス 8 ビットを使用してネジを外します。
3. TPM モジュールをコネクタから引き出します。
4. プラスチック製リベットを TPM コネクタから押し出し、反時計回りに 90° 回してシステム基板から外します。
5. プラスチック製リベットをシステム基板上のスロットから引き出します。
98 スレッド コンポーネントの取り付けと取り外し