Owners Manual
Table Of Contents
- Dell EMC PowerEdge MX740c 設置およびサービス マニュアル
- 本書について
- PowerEdge MX740cスレッドの概要
- システムの初期セットアップと構成
- システム コンポーネントの取り付けおよび取り外し
- ジャンパとコネクタ
- システム診断とインジケータ コード
- 困ったときは
- マニュアルリソース
表 8. メモリー動作モード
メモリー動作モード 説明
ストール ガイドラインでは、メモリー モジュールが同じサイズ、スピード、テクノロジー
であることを求めており、プロセッサーあたり 6 個を 1 セットにして装着する必要があり
ます。
[シングルランクスペアモード] [シングル ランク スペア モード]では、チャネルあたり 1 個のランクをスペアとして割り
当てます。ランクまたはチャネルに修正可能なエラーが多数発生した場合、それらはオペ
レーティング システムが実行している間にスペア領域に移動され、エラーによって修正で
きない障害が発生することを防ぎます。各チャネルには 2 個以上のランクを装着する必要
があります。
[マルチ ランク スペア モード] [マルチ ランク スペア モード]では、チャネルあたり 2 個のランクをスペアとして割り当
てます。ランクまたはチャネルに修正可能なエラーが多数発生した場合、それらはオペレ
ーティング システムが実行している間にスペア領域に移動され、エラーによって修正でき
ない障害が発生することを防ぎます。各チャネルには 3 個以上のランクを装着する必要が
あります。
シングル ランク メモリー スペアリングを有効にすると、オペレーティング システムに使
用できるシステムメモリーはチャネルごとに 1 ランク少なくなります。
例えば、24 x 16 GB デュアルランク メモリー モジュールのデュアルプロセッサー構成で
は、使用可能なシステムメモリーは 3/4(ランク/チャネル)x 24(メモリー モジュール)
x 16 GB = 288 GB であり、24(メモリー モジュール)x 16 GB = 384 GB とはなりません。
マルチ ランク スペアリングでは、乗数が 1/2(ランク/チャネル)になります。
メモ: メモリー スペアリングを使用するには、システムセットアップの BIOS メニュー
でこの機能を有効にする必要があります。
メモ: メモリー ペアリングは、マルチビットの修正不能なエラーには対応できませ
ん。
[Dell 耐障害性モード] [Dell 耐障害性モード]を有効にすると、BIOS が耐障害性を持つメモリーの領域を作成し
ます。このモードは、重要なアプリケーションをロードする機能をサポートする OS、また
は OS カーネルによりシステムの可用性を最大化できる OS で使用できます。
メモ: この機能は、Gold およびプラチナの Intel プロセッサーでのみサポートされてい
ます。
メモ: メモリー構成は、DIMM のサイズ、スピード、およびランクが同じである必要が
あります。
最適化モード
このモードは、x4 デバイス幅を使用するメモリー モジュールに対してのみ、SDDC(Single Device Data Correction)をサポートし
ます。特定のスロットに装着する必要はありません。
● デュアル プロセッサー:プロセッサー 1 から開始するラウンド ロビン順でスロットに装着します。
メモ: プロセッサー 1 とプロセッサー 2 の装着が一致している必要があります。
表 9. メモリー装着ルール
プロセッサー 構成 メモリー装着 メモリー装着情報
シングル プロセッサ
ー
オプティマイザ ( 独立チ
ャネル ) の装着順序
1、2、3、4、5、6、7、8、
9、10、11、12
● DIMM は指定された順序で装着する必要があ
ります。
● 奇数枚の DIMM の装着が許可されています
メモ: 奇数枚の DIMM により、メモリー構
成のバランスが崩れ、パフォーマンスの
損失につながります。最適なパフォーマ
ンスを得るには、すべてのメモリー チャ
ネルを同じ DIMM を使用して同様に装着
することを推奨します。
システム コンポーネントの取り付けおよび取り外し 51