Reference Guide
NVMe PCIe SSD U.2 デバイスのホット スワップ
メモ: NVMe PCIe SSD AIC は、ホット スワップに対応していません。
NVMe PCIe SSD U.2 デバイスのホット スワップ対応機能は、次のように定義されています。
正常な挿入または
ホットインサート
最後に起動された時から類似したデバイスが挿入されていない稼動中システムに、デバイスを挿入します。
NVMe PCIe SSD をサポートするシステムは、デル対応オペレーティング システム内で作動している時に、ホ
ット インサートの際に PCIe リソース バランシングを処理するよう構成されています。対応オペレーティン
グ システムで実行した場合、この事前設定されたシステム構成によってホット インサートが適切に作動しま
す。
正常な取り外し 実行中のシステムからデバイスを取り外します。デバイスを物理的に取り外す前に、デバイスが取り外され
ることをシステムに通知する必要があります。この通知により、ホット リムーバルは正常な作動として定義
されます。
正常なスワップ 所定の方法でシステムからデバイスを取り外し、対応デバイスと交換します。取り外されるデバイスと交換
したデバイスは、同じデバイス ドライバーを使用します。
予期されない取り
外し
デバイスが取り外されることをシステムに通知することなく、実行中のシステムからデバイスを取り外しま
す。この機能は、Microsoft Windows 2019 以降を実行しているシステムでサポートされています。この機能
の使用方法の詳細については、「Support for Surprise Removal in Windows」を参照してください。
デバイスの正常性
Dell Express Flash NVMe PCIe SSD には、SMART、残留書き込み耐久率、デバイス書き込みステータスなど、デバイスの正常性を監
視できる機能がいくつかあります。
これらの機能を使用することで、お使いの Dell Express Flash SSD の正常性を維持できます。
自己監視、分析および報告テクノロジー(SMART)
Integrated Dell Remote Access Controller、Dell OpenManage Server Administrator などの Dell Management ツールは、SMART を使用し
てアラートを出します。
残留書き込み耐久率
NVMe PCIe SSD では、書き込み合計バイト数で、デバイスへの書き込み最大データ量が保証されます。これらの制限に対して
NVMe PCIe SSD は自己監視し、これらの制限に達するとソフトウェア管理アプリケーションによって通知されます。
メモ: 書き込みバイト合計数のしきい値に到達した後もデバイスへの書き込みを継続すると、NVMe PCIe SSD が電源オフの間
にデータを保持する時間が、デバイス仕様値未満に減少します。詳細については、お使いの SSD の技術仕様シートを参照して
ください。
デバイス書き込みステータス
デバイスが使用可能なスペア セクターを使い切ると、NVMe PCIe SSD はライト プロテクト(読み取り専用)モードになります。ライ
ト プロテクト モードでは、デバイスに対して読み取り処理のみ実行できます。NVMe PCIe SSD はこの制限値を自己監視し、制限
値に達すると、ソフトウェア管理アプリケーションから通知が送られます。
NVMe PCIe SSD U.2 からの起動
メモ: NVMe PCIe SSD AIC から起動することはできません。
デルでは、UEFI BIOS 起動モードに構成されている選択した PowerEdge プラットフォームにある NVMe PCIe SSD U.2 へのオペレー
ティング システムのインストール、およびその NVMe PCIe SSD U.2 からの起動をサポートします。NVMe PCIe SSD U.2 をお使いの
システムの起動デバイスとして使用できるかどうかを判断するには、www.dell.com/manuals でシステム固有のマニュアルを参照し
てください。
6 NVMe PCIe SSD の概要