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Dell EMC HBA エンクロージャサポート

マルチパスシステム用の設定がされている場合、HBA330 MMZ および 12 Gbps SAS コントローラーによる物理ドライブへのアクセスは、複数のパスを介

して行うことで、ドライブの負荷分散と冗長性を確保することができます。ただし、コントローラーはこれらのパスを管理せず、この機能の制御はホスト

オペ

レーティングシステムのマルチパスレイヤーによって行われます。その結果としてマルチパス構成では、特定ドライブへの個々のパスは独立した 1 つのドライ

ブとして扱われ、単一のドライブがオペレーティングシステム上では複数のドライブとして提示される場合があります。単一のドライブが複数のパスを持つこ

との複雑さを避けたい場合は、こうした複数のパスを同じ単一のドライブにマップするパス管理ソフトウェアが必要です。この項では、各種のオペレーティン

グ

システムと管理インターフェイスに対するマルチパス管理のオプションについて説明します。

トピック：

• HII を使用した Dell EMC HBA のマルチパス

• iDRAC を使用した Dell EMC HBA のマルチパス

• Windows を使用した Dell EMC HBA マルチパス

• Linux を使用した Dell EMC HBA のマルチパス

• VMware を使用した Dell EMC HBA のマルチパス

• Dell EMC HBA330 MMZ のマルチパス

• Dell EMC HBA330 MMZ によるクラスタリング

HII を使用した Dell EMC HBA のマルチパス

12Gbps SAS コントローラーは、HII において複数のパスをまとめるマッピングはしません。その結果、複数のパスを持つドライブは、いずれもドライブ列挙の

異なるものとして

2 回リストされます。HBA330 MMZ は、HII においてドライブへの 2 つのパスをまとめてマッピングします。［デバイス設定］で、HBA コン

トローラーを選択します。［物理ディスク管理］＞［物理ディスクプロパティの表示］で物理ディスクを選択することで、複数のパスがあるディスクかを

判断できます。物理ディスク

ID の横に M の文字がある場合、そのディスクにはシステムに接続されている複数のパスがあります。

iDRAC を使用した Dell EMC HBA のマルチパス

iDRAC 9 は、コントローラーの管理するドライブについて、そのパスをまとめてマップします。iDRAC の場合、個々の物理ドライブはストレージ構成のページ

で一度だけ表示されます。ドライブがマルチパス構成になっているかを確認するには、

［ストレージ］＞［エンクロージャ］を選択し、冗長パスセットアッ

プにあるエンクロージャを展開します。iDRAC 8 の場合、各パスは個別に一覧表示されるため、マルチパス構成の各ドライブはリスト上に複数回表示さ

れます。

Windows を使用した Dell EMC HBA マルチパス

Windows Server 2012 R2 または Windows Server 2016 用に MPIO（マルチパス I/O）を有効にするには、次の手順を実行します。

1 サーバマネージャを開きます。

2 管理にある役割と機能の追加をクリックします。

3 役割と機能の追加ウィザードの手順に従って、機能ステップまで進みます。次に、各インストール用のマルチパス I/O 機能を選択します。

4 役割と機能の追加ウィザードの残りのステップを実行してインストールを完了させます。

5 サーバマネージャで、ツール］＞［MPIO を選択します。

6 マルチパスの検出タブで、SAS デバイスのサポートを追加オプションを選択し OK を選択します。

システムを再起動します。

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