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RAID 5
RAID 5 は、ブロックレベルでのディスクストライピングとパリティを備えています。 RAID 5 では、パリティ情報は複数のドライブに書込まれます。 RAID 5 は、大量の小さな入出力(I/O)トランザクショ
ンを同時に処理するネットワークに最適です。
RAID 5 は、ランダムな I/O 動作のボトルネックに対処します。 各ドライブにはデータとパリティの両方が記憶されるため、数多くの書込みが並行して実行されます。 さらに、堅牢なキャッシュアルゴリ
ズムとハードウェアをベースにした排他的論理和補助により、RAID 5 は、さまざまな環境で優れた性能を発揮します。
表 2-7 は、RAID 5 の概要を示します。
表 2-7.RAID5の概要
RAID 10
RAID 10 は、RAID 0 と RAID 1 を組み合わせたものです。RAID 10 は、ミラーリングされたドライブに対してストライピングを行います。 RAID 10 では、データを小さなブロックに分割して、そのデ
ータブロックを各 RAID 1 の RAID セットにミラーリングします。 各 RAID 1 の RAID セットは、そのデータを他のドライブに複製します。 各ブロックのサイズは、ストライプサイズパラメータによって決
定されます。このパラメータは RAID セットの作成時に設定されます。 RAID 10 では、最大 8 スパンまでサポートできます。
表 2-8 は、RAID 10 の概要を示します。
表 2-8.RAID10の概要
図 2-5 では、論理ドライブ 0 は 4 つのアレイ(アレイ 0~3)にデータを分配することで作成されています。 1 つの論理ドライブが複数のアレイで構成されているため、スパニングが使用されています。
複数の RAID 1 レベルのアレイで構成された論理ドライブは、RAID レベル 10(1+0)と呼ばれます。 性能を向上させるには、複数のアレイに同時にアクセスできるようにして、データを複数のアレイに
ストライピングします。
単なる RAID セットではなく、RAID レベル 10 を使用すると、使用可能なディスクドライブ容量は減少しますが、最大 8 つのスパンがサポートされ、最大 8 つのドライブの故障(各スパンにつき 1 つの
故障)が許容されるようになります。複数のドライブの故障が許容されるようになりますが、各 RAID 1 レベルのアレイにつき許容されるドライブの故障は 1 つだけです。
図 2-5.RAID10レベルの論理ドライブ
短所
2 倍のディスクドライブ数を必要とします。 ドライブを再構築しているときは、性能が低下します。
ドライブ
2
用
途
特に大きなファイルに高いデータ処理能力を提供します。 各ドライブが独立して読み書き可能であるため、RAID 5 はトランザクション処理アプリケーションに使用します。 ドライブが故障する
と、RAID コントローラはパリティドライブを使用して、失われた情報をすべて再作成します。 オフィスオートメーションとフォールトトレランスを必要とするオンラインカスタマサービスにも使用し
ます。 読取り要求率は高いが、書込み要求率が低いアプリケーションに使用します。
長
所
ほとんどの環境で、データ冗長性、高い読取り速度、および良好な性能を提供します。 容量損失が最も低い冗長性を提供します。
短
所
大量の書込みを要求するタスクにはあまり適していません。 キャッシュが使用(クラスタリング)されない場合は、より大きな影響を受けます。 ドライブの再構築中は、ディスクドライブ性能が低
下します。 プロセスがほとんどない環境では、RAID のオーバヘッドが同時プロセスを処理する際の性能の向上によって相殺されないため、あまり性能を発揮しません。
ドラ
イブ
3 ~ 28
用途
ミラーリングされたアレイで 100 %の冗長性を必要とし、同時に RAID 0(ストライピングされたアレイ)で高い I/O 性能を必要とする、データ記憶装置に使用するのに適しています。 RAID
10は、中規模のデータベースや、より高度なフォールトトレランスと適度の容量を必要とする環境にも適しています。
長所
高いデータ転送率と完全なデータ冗長性の両方を提供します。
短所
RAID 1 以外のすべての RAID レベルの 2 倍のドライブ数を必要とします。
ドライ
ブ
2n(n は 1 より大きい数です。)










