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パリティ
パリティは、2 つまたは 3 つ以上の親データセットから 1 つのパリティデータのセットを生成します。 パリティデータは、親データセットの 1 つを再構築するために使用できます。 パリティデータは、親
データセットを完全には複製しません。 RAID では、ドライブ全体、またはアレイ内のすべてのディスクドライブのストライプにこの方法が適用されます。 表 2-1 にパリティのタイプを示します。
表 2-1.パリティのタイプ
単独のディスクドライブが故障した場合、残りのドライブのパリティおよびデータから再構築できます。 RAID レベル 5 は、図 2-3 に示すように、分散パリティとディスクストライピングを組み合わせてい
ます。 パリティは、ディスクドライブ全体の内容を複製することなく、単独のドライブの故障に対する冗長性を実現できますが、パリティの生成によって書込み処理速度が低下することがあります。
図 2-3.分散パリティの例(RAID 5)
ディスクスパニング
ディスクスパニングを使用すると、複数の物理ドライブが、1 つの大容量ドライブのように機能します。 スパニングは、既存のリソースを結合するか、または比較的安価なリソースを追加することによっ
て、ディスク容量不足を補い、記憶域管理を容易にします。 たとえば、4 つの 20 GB ディスクドライブを結合して、一台の 80 GB ドライブとしてオペレーティングシステムに認識させることができます。
スパニングだけでは、信頼性や性能を高めることはできません。 スパニングされた論理ドライブは、ストライプサイズが同じで、連続している必要があります。 図 2-4 では、RAID 1 アレイが RAID 10
アレイに転向しています。
図 2-4.ディスクスパニングの例
RAID 10 または RAID 50 のスパニング
表 2-2 は、スパニングによって RAID 10 および RAID 50 を設定する方法を示します。 PERC 4/Di/Si および 4e/Di/Si シリーズは、RAID 1 と RAID 5 のみのスパニングをサポートしています。
論理ドライブはストライプサイズが同じである必要があり、スパンされる論理ドライブの数は最大 8 です。 論理ドライブをスパンする場合、ドライブの全容量が使用されます。それよりも少ないドライブサ
イズを指定することはできません。
アレイや論理ドライブの設定、およびドライブのスパニングに関する詳細な手順は、「RAID の設定および管理」を参照してください。
表 2-2.RAID10および RAID 50 のスパニング
パリティタイプ
説明
専用
2 つまたは 3 つ以上のディスクドライブのデータのパリティは、追加ディスクに記憶されます。
分散
パリティデータは、システム内の複数のドライブに分散されます。
メモ: 1 つのスパンに障害が発生してもアレイ全体が損なわれないように、RAID 10 アレイのスパンは異なるバックプレーンに存在するようにしてください。
メモ: 連続した 2 つの RAID 0 論理ドライブをスパニングしても、新規の RAID レベルは作成されず、フォールトトレランスも追加されません。 このスパニングではスピンドルの数が倍になるた
め、論理ボリュームのサイズが増し、性能が向上します。
レベル
説明










