Owner's Manual

iSCSI クラスタのセットアップ 281
EqualLogic PS
シリーズのストレージグループは、複数の階層またはプ
ルに分割できます。ストレージを階層化すると、ディスクリソースをより
自在に割り当てることができるようになります。メンバーを同時に複数の
プールに割り当てることはできません。メンバーをプールに割り当てた
り、別のプールに移動する操作は簡単に行うことができ、データの可用性
に何ら影響はありません。プールは、ディスクのタイプ、速度、
RAID
ベル、アプリケーションのタイプなど、さまざまな基準に従って組むこと
ができます。
5-2
では、プールはメンバーの
RAID
レベルに従って組まれています
RAID 10
という名前のプールは、
RAID 10
のメンバーで構成されて
います。
RAID 5
という名前のプールは、
RAID 5
のメンバーで構成されて
います。
ボリュームの作成
データを保存する前に、
EqualLogic PS6010XV
ストレージアレイの物理
ディスクを設定して、ボリュームと呼ばれる使用可能なコンポーネントに
してください。ボリュームはストレージプールを構成する一部であり、特
定のサイズ、アクセスコントロール、その他の属性を持っています。ボ
リュームは、複数のディスクとグループメンバー間に分散させることがで
きます。ボリュームは、ネットワーク上では
iSCSI
ターゲットとして表示
されます。ボリュームはプールに割り当てられます。別のプールに移動す
ることも容易で、データの可用性に何ら影響はありません。また、プール
内のストレージハードウェアリソースの総合的な負荷に基づいて、プール
内で自動データ配置と自動負荷バランシングが行われます。