Getting Started Guide
共有ストレージの準備 205
Oracle RAC インストール用の共
有ストレージの準備
メモ: 本項では、特にことわりがないかぎり、ディスク、ボリューム、
仮想ディスク、LUN という語はどれも同じ意味で使われています。同様
に、ストライプエレメントサイズとセグメントサイズも同義語です。
Oracle RAC では、ACFS、Oracle Database ファイル、およびフラッ
シュリカバリ領域(FRA)を使用して Oracle Cluster Registry(OCR)、
仮想ディスク、Oracle Home を保存するために、共有 LUN が必要
です。Oracle RAC に高可用性を確保するには、以下を用意することを
推奨します。
•
Oracle Clusterware
に通常の冗長性を確保するには各
1 GB
の共有
LUN
を
3
つ、高冗長性を確保するには
LUN
を
5
つ。
•
データベース格納用に少なくとも
2
台の共有ディスク。各共有ディ
スクは速度とサイズが共通している必要があります。
•
ACFS
(
Automatic Storage Management Cluster File System
)を格
納するために少なくとも
2
つの共有
LUN
。各共有ディスクには少な
くとも
10 GB
、計
20 GB
が必要です。
•
FRA
格納用に少なくとも
2
つの共有
LUN
またはボリューム。
FRA
の
スペースは、
Oracle
のデータファイルと増分バックアップがすべて
コピーできるサイズが理想的です。
FRA
の最適なサイズの詳細につ
いては、
My Oracle
サポート
ID 305648.1
の『
What should be the
size of Flash Recovery Area?
』(フラッシュリカバリ領域のサイズは
どれだけ必要か)を参照してください。
メモ: パフォーマンスを最適にし、クラスタ内のノード間でネームバイ
ンディングを一貫させるには、Device Mapper Multipath の使用を推奨し
ます。
メモ: 共有 LUN/ ボリュームの取り付けについては、
http:// en.community.dell.com/dell-groups/enterprise_solutions/w/
oracle_solutions/3-storage.aspx で Wiki の記事を参照してください。