Owner's Manual
Oracle 11g R2 Database のインストール(シングルノード) 183
ASM 用のデータベースストレージディスクの設定
ORACLEASM ライブラリドライバを使用して ASM 用のデータベース
ストレージディスクを設定する手順を以下に説明します。
次の例では、
ASM SP
ファイルのディスクグループ作成用、データベース
ファイル用、フラッシュリカバリ領域(
FRA
)用に各
1
台、計
3
台のスト
レージデバイス(
sdb
、
sdc
、
sdd
)があることを前提とします。
1 root
としてログインします。
2
fdisk
または
parted
を使用して、
3
台のストレージデバイス
(
sdb
、
sdc
、
sdd
)にディスク全体を占める
1
つのパーティ
ションを作成します。
ORACLEASM ライブラリドライバを使用してディスクを ASM 用に
設定する方法
1
ターミナルウィンドウを開き、
root
としてログインします。
2
以下の手順を実行します。
a
次のテキストを入力し、
<Enter>
キーを押します。
service oracleasm configure
b
以下を入力します。
Default user to own the driver interface
(ドライバイン
タフェースを所有するデフォルトユーザー)
[ ]:
grid
Default group to own the driver interface
(ドライバイン
タフェースを所有するデフォルトグループ)
[ ]:
asmadmin
Start Oracle ASM library driver on boot
(起動時に
Oracle ASM
ライブラリドライバを開始する)
(y/n) [n]:
y
Fix permissions of Oracle ASM disks on boot
(起動時に
Oracle ASM
ディスクのパーミッションを修正)
(y/n) [y]:
y
3
ターミナルウィンドウで以下のコマンドを実行します。
service oracleasm createdisk ASM1 /dev/sdb1
service oracleasm createdisk ASM2 /dev/sdc1
service oracleasm createdisk ASM3 /dev/sdd1